定番人気の「N/S PARK TOTE」が、機能的にアップデート!
SPUR.JPエディターAKIYAMA(以下A) 前回の訪問から約半年ぶり。念願の再訪を果たせてうれしい! この贅沢な時間を、しっかり堪能したいと思います。
エディター&ライターONO(以下O) Aさん、目が完全に戦闘モードですね! 私も興奮がおさまりません。本日はよろしくお願いします。まずは大人気の「N/S PARK TOTE(N/S パーク トート)」から見ていきましょう。
A ショルダーストラップに長さが調節可能なアジャスターが付いて機能的に!! 斜めがけにすれば、クロスボディバッグとしても使えて便利だね。
O ブラウンでも赤でもバーガンディでもない、絶妙なコニャックの色合いも素敵ですね。ステッチ入りストラップがバッグ全体にぐるりと巻き付いていて、よりカジュアルな印象を受けました。
A ロゴは今まではフロントにあしらわれていたけど、新型はサイドに入っていてこれもまた素敵。
O シルバーの箔が上品。これも使っていくうちに消えることを醍醐味としたロゴの入れ方ですよね。
A もともと匿名性を謳うザ・ロウらしい、ロマン溢れるアイデアだよね。
O ちょっと見てください……! 内側にジップポケットも付いています!
A 小物がバッグの中で迷子にならないのはうれしい!
O 通常タイプはそのまま変わらず、ショルダーストラップタイプの新型だけにポケットが付くそうです。その潔さもいいですよね。写真はミディアムサイズで、他にラージサイズもあり。
実用的なマルチカードケースはクリスマスプレゼントにもぴったり
A 使い勝手がいいアコーディオンタイプの「MULTI CARD CASE(マルチ カード ケース)」。こちらは新色のチェリーウッドで、他にもダークブラウンがあるそう。
O これはプレゼントでもらったらアガるやつですね。1スペースに名刺が10枚くらい入りました。ちょっと、リアルに欲しいです!!
A 内側もラムレザーを使っていて品があるし、ステッチが効いていて程よいアクセントに。メンズ・レディースともに似合うデザインだから、クリスマスプレゼントを考え中の人にも、ぜひおすすめしたいね。
心をくすぐるキーフォブがアクセント
A 続いては、アイボリーの色味やディアスキンのニュアンスが美しい「INDIA(インディア)」バッグです。
O ディアスキンならではのやわらかさと、ふっくらとしたフォルムがたまりません。
A それに、ブランドネームが刻印されたハードウェアとキーフォブが大人の可愛さを押し上げているよね。飾りではなく、しっかり鍵もかけられる。
O 見た目のよさはもちろん、マチがしっかりあるから収納力抜群なところも最高です。iPadが余裕で入るし、併せて財布や500mlサイズのペットボトルもすっぽり収まります。内側は便利なジップポケットとスラッシュポケット付き。仕事バッグとしても活躍してくれそう!
人気のレースアップブーツが待望の復活!
A 登場時に大人気だった「PATTY BOOT(パティ ブーツ)」が復刻しました! ブーツが恋しいこれからの季節にぴったりな逸品。
O シューズ部分がローファーのような形になっていて、めちゃくちゃ可愛い!
A ローファーのクラシックさと、ワークブーツのようなディテールがミックスされていて他にはないデザインだよね。化学製品を使わない、植物性の天然成分でなめしたベジタブルタンニンレザーを使っているから、表情が滑らか。
O 洗練された見た目に加えて、舟底ソールで歩きやすく、足が疲れにくいところも人気の秘訣ですね。
シグネチャーバッグに、横長フォルムが新登場
A 前回の良品ハンターで紹介した「SOFIA(ソフィア)」に、新型の「E/W SOFIA(E/W ソフィア)」が仲間入り。クロスボディバッグとしても、ストラップを取り外してクラッチバッグとしても持てるから、スタイルの幅が広がりそう。
O コンパクトなサイズ感だけど、ソフィア同様しっかりマチがあるから、先ほどのマルチカードケースやスマホ、リップなど必要最低限の荷物はしっかり収納できますね。
A 「N/S PARK TOTE」のNSは、ノース/サウスの意味で縦長のシルエットだけど、こちらはEWのイースト/ウエストで横長なフォルムが特徴。これは金具がシルバーになっていて、金具がゴールドのソフィアよりもカジュアルに使えそうだよね。
O カジュアルに使えつつ、艶感のあるボックスカーフの上品な佇まいが装いを底上げしてくれそうです。
A 加えて、レザーの中にスエード素材を補強材として入れて縫い合わせる”ボンベエフェクト“という手法で仕上げているから、型崩れすることなく、端正なフォルムをキープしてくれるんだって。
O 細部にまでザ・ロウらしいこだわりが光りますね。
足もとをスマートに引き締めるローファー
A 続いて、1963年にイタリアで創立した老舗シューズブランド、Enzo Bonafe(エンツォ ボナフェ)と一緒に製作したローファーです。
O これ、履いた瞬間に印象がキリッとしました……! 細身のトゥとメンズライクな佇まいが、装いに品格をもたらしてくれます。フロントにさり気なく入った1本のステッチも素敵。
A エンツォ ボナフェが持つ木型を使用しているから、他のザ・ロウのローファーとはまた違った雰囲気が楽しめるよね。ザ・ロウが初めてランウェイを披露した際も、シューズを作ってもらっていたそう。
O ジャケットスタイルはもちろん、デニムパンツなどカジュアルなスタイルの引き締め役にもなるし、一足あると重宝しそうですね。
シルエットの変化が楽しめるビッグバッグ
A お次はビッグな新作バッグです。ザ・ロウのバッグって、どれも軽量感があるのが特徴だけど、こんなに大きい「XL IDAHO(XL アイダホ)」でもこの軽さっていうのが本当にすごい。外側はコットンキャンバスだけど、持ち手がサドルレザーだからカジュアルになりすぎないのもうれしいね。
O 旅行にぴったりのバッグですね。1泊2日の荷物は余裕で入りそうだし、リゾートに持って行きたい!
O しかもこちら、サイドに付いたレザーの紐を結ぶとシルエットが変化して、印象がガラッと変わります……!
A おお!! 全然違う! かなりコンパクトになるね!
O 形を変えると、また違った雰囲気で持てますよね。「XL IDAHO」は、黒のオールレザーバージョンもあるみたいですよ。
A バッグの中に同素材のハンドストラップ付きポーチが入っているのも気がきいているね。小物が散乱する心配もないし、旅先でポーチに必需品だけを入れて持ち歩けるところもいい。
自由な感性で身につけたい、レザーベルト
A 2024WINTERコレクションのルックでもたびたび登場していたこちら。アジャスターがないから、オーバーコートの上から締めてメリハリを付けたり、シンプルなスカートやパンツのアクセントにしたりと、自分の好きな位置に付けられるから、コーディネートの幅がぐんと広がりそう。
O 着こなしにマンネリを感じた時にも、このベルトが1本あればひと味違った雰囲気になりますね。
A 素材はナッパレザーで、カラーはアイボリー、ブラック、ダークブラウンの3色。
O 私は最近黒の洋服が多いので、アイボリーのベルトでスタイリングに遊びを取り入れたいです。
A 先端に付いている飾りも可愛いし、ブランドロゴが控えめに入っているところも、ザ・ロウらしいよね。
シンプルさの中に宿る究極の着心地
A 小物だけでなく、長く愛用できるベーシックなワードローブも気になるところ。注目は、一度着たら病みつきになる、カシミア100%の定番Vネックセーター。
O 絶妙な透け感が美しいです。
A スーパーファインカシミアと言って、通常のものより細いカシミアを使って紡いでいるから、この薄さと軽さ、やわらかい肌触りを叶えているんだとか。さらにネックライン、袖口、裾に薄いリブを使っているのもポイント。
O 以前紹介したTシャツと同じく、ザ・ロウのアイコニックなディテールであるバックシームも入っていますね。
A バックシームを入れることによって、ブランド名の由来であるサヴィル・ロウの一本道を表現しているんだよね。このセーターはシャツに重ねても、1枚で着てもさまになるきれいなシルエットも魅力的。
シルエットの美しさに魅了されるジャケット
A 最後は定番でずっと出している「POLLI JACKET(ポリ ジャケット)」です。ウールとナイロンにカシミアが入った贅沢な素材感でいて、ザ・ロウのコートの中では比較的エントリープライス......!
O バージンウールでやわらかな肌触りがクセになりますね。それに飽きの来ないデザインだから、長く愛用できそう。
A オーバーサイズのリラックスフィットで、ラグランスリーブになっているから、中にたくさん着込んでも気にならない。大きめのカラーもエレガントで素敵。これを着てしまったら最後、秋冬は手放せなくなるに決まってる!
O コクーンのような丸いシルエットで、後ろ姿までサマになりますね。羽織ってみると、シルエットのよさを実感できます。それに、重すぎて肩が凝るなんてこととは無縁の軽量感にも驚きました!
A ライニングを付けていないことで、その軽さを実現できているとか。だけど、ポケットの内側はシルクのライニングを使っているから、なめらかな手触りなんだよね。
O 見えないところにシルクが使われているなんて、最高に粋ですね!
オーセンティックなアイテムはまさに一生もの
O Aさん、今年のホリデーギフトとして自分へプレゼントするなら、どのアイテムが気になりましたか?
A 私は「POLI JACKET」を狙いたい!! 着た時のシルエットが本当に素敵だった。1枚持っていたらずっと使い続けられるし、年齢を重ねてもこのジャケットを着ているであろう、自分が想像できるんだよね。
O 私は新型の「N/S PARK TOTE」か、「E/W SOFIA」が気になります! 実際に手に持ってみると、その魅力と装いに与える印象の大きさに思わずため息が出ました。
A 分かる。ハンズフリーになれる、新型の「N/S PARK TOTE」もすごい使いやすそうだった。定番品を少しずつ改良してアップデートしているところもいいよね。