2023.12.16

人気のランジェリーからウェアまで! 上質な着心地と美しいディテールが光る【ヨー ビオトープ】のアイテム11選【それいけ!良品ハンター】

「肌に近いものはもっとも心に近いもの。自身に思いやりを持つこと。」をコンセプトに、毎日身につけるインナーを軸に、心地よくおしゃれなスタイルを提案するё BIOTOP(ヨー ビオトープ)。BIOTOP(ビオトープ)のバイヤーを務めていた曽根英理菜がディレクションを行っており、その経験から得た、細やかなこだわりの詰まったアイテムが人気。今回も良品をハントすべくやって来た、スタイリストのMIYAZAKIと、SPUR.JPエディターのAKIYAMAが、今シーズン注目のアイテムをお届け!

あたたかさとスタイルアップが叶うダウンコート

ヨー ビオトープのダウンコート
ダウンコート¥115,500/ヨー ビオトープ

SPUR.JPエディターAKIYAMA以下A 今年の9月にオープンしたばかりの、青山にあるヨー ビオトープ初の旗艦店にやってきました! MIYAZAKIさん本日はよろしくお願いします! 

スタイリストMIYAZAKI(以下M) 旗艦店ならではの豊富なラインナップがうれしいですね。早速ですが、ダウンコートが気になりました。

A さすが、目のつけどころが鋭い! こちらは今季初めて登場したアウターの一つです。ダウンとタイトなスカートが一緒になったようなデザインがユニークですよね。

M いい意味で、こんなデザインのダウンはあまり見たことがないです。ダウンは着膨れ感が気になるところですけど、これはダウン特有の縫い目がなくシームレスだからすっきりと見えますね。それに高い位置でウエストを切り替えているから、スタイルアップも叶う。

A 上までジップを閉じてトップとボトムのメリハリを楽しみたい。 Mさんはどんなスタイルに合わせますか?

M このIラインのシルエットをいかしたスタイリングが可愛いなと思って、ロングスカートを合わせたいですね。リブがコンパクトだから、ボトムもすっきりしたものがよさそう。ワントーンでまとめると、よりスタイリッシュな雰囲気が楽しめると思います。

コントラストのあるボリュームがスタイリングに強さを生む

ヨー ビオトープのファーコート
ファーコート¥82,500/ヨー ビオトープ

A ファーコートもダウンと同様に着膨れ感が気になるけど、これはボレロのように丈が短く袖にボリュームがあるから、全体のバランスが取りやすいですね。

M ファーの可愛さをキープしつつ、スタイリッシュに着られるなんて……! それに襟もボリュームがあるから、首元までしっかりあたたかいですね。袖が広い分、ニットやパーカを中に着込めるのもありがたい。

A 程よい長さの毛足だから、リッチ感もありつつカジュアルに取り入れられて、幅広いスタイリングが楽しめそう。

ウールならではの上品さと落ち感が魅力的

ヨー ビオトープのウールロングスカート
ウールシアータイトスカート¥36,300/ヨー ビオトープ

A ブランドのアイコンでもある大人気のシアータイトスカートをベースに、ウール素材を使用したスカートが登場しました! 

M シアータイトスカートはスポーティにも寄せられるどこかカジュアルな雰囲気があるけど、ウールだと品のよさが滲み出てますね。シンプルにTシャツやタートルを合わせるだけでサマになりそう。

ヨー ビオトープのウールロングスカート

A ウールならではのなめらかさがラグジュアリーな雰囲気ですよね。ウールはシアータイトスカートよりもストレッチ性が弱いから、スリットを深めに入れて足捌きをよくしているそう。細かな配慮がきいてる。

M 色が白だと、この切り替えが見えるのも可愛い!

A そうそう! このシアー感がいいんだよね。印象が重たくなりすぎず抜け感が出る。あとはやっぱりシルエットがとにかくきれい。

M ウエストベルトや織り上げもないから、とことんシンプルで洗練されてますね。ミニマムにオールホワイトなコーディネートがおすすめ。

A 素材違いの同型スカートを持っているんだけど、スタイルアップ効果が本当に高くてありがたい! デイリーに超愛用しています。

程よくフェミニンな印象で穿ける美脚スラックス

ヨー ビオトープのスラックス
ハイウエストスラックス¥50,600/ヨー ビオトープ

A 続いては、最高級の品質と柔らかさを追求したイタリアのテキスタイルメーカー、ロロ・ピアーナ社のメリノウールを使用したハイウエストパンツです。これ欲しい~! スムースで薄手のウールだから重たくないというか。ヨーのアイテムに似合うように作られている。

M なめらかな表情とドレープ感が美しい……! スラックスというとメンズライクな印象だけど、これならフェミニンなムードで楽しめますね。

A ハイウエストなのはもちろん、腰回りをゆったりさせながらダーツを入れて落ち感を出しているから、脚を真っ直ぐきれいに見せてくれるそう。

M 本当に美脚効果がありますね。ウエストを見せたくない人も、パンツが上品なシルエットだから、タックアウトしても野暮ったくならない。完璧なバランスがお見事です。

主役級ニットドレスはオールシーズン活躍!

ヨー ビオトープのニットドレス
ロングニットドレス¥31,900/ヨー ビオトープ

A ブランド誕生当時からあるドレスに、新色のネイビーが加わりました。私、色違いのブラックをリアルに愛用してるんですけど本当に名作です。洗えて、重ね着ができて、シーズンレスで着られるワンピースってなかなかないと思う。

M この可愛さでいて実用的! ヨーのアイテムでネイビーって珍しいですけど、他のモノトーンの洋服とも相性抜群ですね。

ヨー ビオトープのニットドレス

M 深めのUネックだから、ヨーのランジェリーとの組み合わせも楽しめそう。冬は薄手のタートルと合わせたい。あとは、ドレスの上にあえてビスチェを重ねても素敵。

A シンプルなIラインに見えるけど、ほんのりコクーン型のシルエットになっているんです。フィット感のあるドレスってヒップ周りが気になるけど、腰回りに少し膨らみがあって、裾にかけてすぼまっていくから体型を選ばないのもうれしい。

M 裾がリブになっているから、きれいめすぎず程よくカジュアルに着られるのもいい。まさに、かゆい所に手が届くワンピースですね。

きれいなタックインを可能にするニットのボディスーツ

ヨー ビオトープのボディスーツ
ボディスーツ¥30,800/ヨー ビオトープ

M ニットのボディスーツって新鮮。本当に普通のニットをあえてボディスーツにしているっていうのが他にはないですよね。

A カシミヤが少しブレンドされているから肌あたりも心地いい。タートルというと首回りに生地がクシュッと溜まるものが多いけど、後ろをジップ仕様にすることで首にピタッと沿うディテールがポイントなんですって!

M ウエストもさり気なくくびれが入っているから、よりフィット感がありますね。体をあたたかく包み込んでくれて、もたつきがちなニットのタックイン問題まで解決してくれるなんて! きれいに見える要素と機能性の掛け合わせが絶妙なアイテムですね。

シルク100%の贅沢で優しい肌触り

ヨー ビオトープのランジェリー
ブラタンク¥16,500、ショーツ¥8,800/ヨー ビオトープ

A こちらは、上質ですごく細かいリブのシルク100%で作られたブラタンクとショーツです。ヨーのランジェリーって、実は下着のメーカーとタッグを組んで作っているんですよ。

M だから縫製もクオリティが高いんですね! それに、シルク100%なのに通常よりも手に入れやすい価格帯というのが本当にすごい。より多くの人に、この着心地のよさを体感してほしいという気持ちが伝わってきます。

A “色ち買い”したくなりますよね。シルクならではの艶感があるから、タンクトップ型だけどカジュアルになりすぎないのもうれしい。

M どこかスポーティだけど、ほんのりセンシュアルな雰囲気もありますよね。

見えない部分だからこそ、こだわりのランジェリーを

ヨー ビオトープのランジェリー
トライアングルブラ¥13,200、メッシュショーツ¥8,250/ヨー ビオトープ

M このブラとショーツは今季の新作。余計なものを削ぎ落とした、至極シンプルなデザインに惹かれます。

A 透ける洋服だったり、背中の開きが広かったり、幅広いデザインの洋服が増える中で、インナーに何を着たらいいか迷ってしまう人も少なくないはず。そんな悩みに寄り添ってくれるヨー ビオトープは、心強い存在ですよね。

大人のミニスカートスタイルに遊び心を

ヨー ビオトープのミニスカート
ベルベットミニスカート¥27,500/ヨー ビオトープ

A ベルベットを使用するのはブランド初だそう。柔らかいベルベットだとほっこり感があるため、このスカートの生地にはあえて粗い、表情感のあるベルベットを選んでいるのだとか。

M 粗っぽいベルベットは見る角度で一層立体感が増しますね。天然素材のアイテムが多いヨー ビオトープの服とミックスしても、ほっこりして見えない。

A このミニスカートなら可愛くなりすぎず、モードな雰囲気で楽しめるから大人も取り入れやすい。華やかでいて、遊び心が感じられます。

ヨー ビオトープのミニスカート

M 冬は厚手のタイツやレギンス合わせができるのが醍醐味ですよね。レイヤードすることで大人も抵抗なく穿ける。ベルベット、ファー、シアーなアイテムなど、異素材をミックスしたワントーンスタイルも奥行きが出て可愛い!

A ミニマルなデザインだけど、きちんとポケットがついていたり、肉厚な裏地がついているから安心感があります。

ランジェリーのようなディテールを装いのアクセントに

ヨー ビオトープのカーディガン
カーディガン¥64,900/ヨー ビオトープ

A 人気のホックカーディガンに、今季ロング丈が登場しました。しかもこれ、ほぼカシミヤで作られているうえにストレッチ糸を撚糸しているから、伸縮性があって優しく包まれている感覚になるんだとか。

M 天然素材でチクチクしないから、素肌に直接でも気持ちよさそうですね。

ヨー ビオトープのカーディガン

M それに、細かく入ったホックがランジェリーライクでユニーク。閉めることでできるフロントの空きが、まるでデザインのよう。

A この絶妙な開きから、ランジェリーやボディスーツを覗かせたい。このカーディガンも、絶妙にくびれているからウエストラインをきれいに見せてくれる。

M ホックをすべて閉じてチュニックのように着たいですね。ボトムスはぴたっとした細身のパンツやニットレギンスを合わせたら絶対に可愛い!

人気のクロップドスウェットにパーカが登場

ヨー ビオトープのパーカ
クロップドパーカ¥29,700/ヨー ビオトープ

A 昨年即完売したクロップドスウェットですが、今季は生地もアップデートしてパーカタイプが誕生しました! 

M 今年はアウターからフードを出すといったレイヤードがトレンドですけど、このパーカはかなり使えそうですね! 

A フードが少し大きめに作られているところも可愛い。クロップド丈で、ドロップショルダーかつドルマンスリーブになっているから、フードのボリューム感がより際立っている。

ヨー ビオトープのパーカ

M この杢グレーの絶妙な色合いも素敵です。どこか品があるというか。

A 確かに絶妙。それに裏起毛になっているから、厚みがあってよりきれいな印象ですね。大人のパーカスタイルを叶えてくれる1枚!

細部まで計算されたこだわりで、私たちに寄り添ってくれるブランド

A 今回取材して改めて思ったのは、元々バイヤーをしていた曽根さんの目線が生かされているということ。ディテールにかなりこだわっているし、落としどころがきちんとある。

M 一見シンプルなデザインだけど、「スタイルよく見せたい、シワになりにくい生地感、家で洗いたい……」みたいな、感度の高いお客さんの願望を叶えてくれるアイテムが豊富でしたね。

A Mさんは今回どのアイテムが気になりましたか?

M ベルベットのミニスカートが欲しくなりました。自由にレイヤードが楽しめそうだなと。あとインナーも! 

A ヨーのインナーは、スタイリングの幅を広げてくれますよね! 普段見せるものではないけれど、見せてもおしゃれで肌触りもいいなんて最高。もっとたくさんの人にこの魅力を感じてほしい。私は、ウールのロングスカートとスラックスを購入する予定です!

MIYAZAKI(宮崎典子)プロフィール画像
スタイリストMIYAZAKI(宮崎典子)

スタイリストの早川すみれに師事し、2022年に独立。普段着るアイテムは、エッジィなものを選びがち。今回取材したヨー ビオトープの細部にまでこだわり抜いたアイテムたちに心を奪われ、まずは定番のランジェリーと今回紹介したベルベットミニスカートをウィッシュリストに追加。

AKIYAMAプロフィール画像
エディターAKIYAMA

SPUR.JPではファッション、カルチャー、SDGsなどを担当。シルエットが美しいUネックのニットロングドレスと定番のシアータイトスカートを愛用中。この取材後に、青山店でウールのシアータイトスカートとスラックスを早速購入。この冬の定番アイテムとして活躍中です。

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