【ギャルリー・ヴィー】の2024年秋冬新作を試着レビュー! SPURSHOP別注の人気ニットから、名品コートまでスタイリストが厳選【それいけ! 良品ハンター】

“生活のギャラリー”をコンセプトに、着る人の個性を引き出すベーシックで上質なワードローブを提案するブランド、GALERIE VIE(ギャルリー・ヴィー)。今回はスタイリストのSUZUKIとSPUR.JPエディターのAKIYAMAがプレスルームに潜入し、今手に入れたい2024年の秋冬新作を厳選してお届け!

“生活のギャラリー”をコンセプトに、着る人の個性を引き出すベーシックで上質なワードローブを提案するブランド、GALERIE VIE(ギャルリー・ヴィー)。今回はスタイリストのSUZUKIとSPUR.JPエディターのAKIYAMAがプレスルームに潜入し、今手に入れたい2024年の秋冬新作を厳選してお届け!

ストロベリーミルク色に心ときめく! SPURSHOP別注のファインウールニット

【ギャルリー・ヴィー】の2024年秋冬新の画像_1
ニット(SPURSHOP別注カラー)¥33,000/ミラベラ(ギャルリー・ヴィー)、他は私物、デニムパンツ¥35,200/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー)、他は私物

エディターAKIYAMA(以下A) 今季SPURSHOPと別注カラーのニットを作った、ギャルリー・ヴィーのプレスルームにやってきました! 早速Sさんが着用しているのは、SPURをイメージした、ストロベリーミルク色のニットですが、いかがですか?

スタイリストSUZUKI(以下S) めちゃくちゃ可愛いです! ピンクって一見難しいイメージですけど、こうしてブルーのシャツやデニムでメンズライクに落とし込むと、ほどよく甘さをキープしつつかっこよくも着られます。

A ニット自体はギャルリー・ヴィーで2014年から展開している定番アイテム。国内に数台しかない、3ゲージの古い編み機で丁寧に編まれているからこその柔らかさがポイントです。

S このざっくりとしたローゲージの表情がたまらないですね。

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A 私もタートルネックタイプを5年ほど愛用している大好きなシリーズ。後ろ身頃がちょうどヒップが隠れるくらいの長さで、体型カバーもできるところが本当に気がきいているんです!

S ドロップショルダーでゆったりしたサイズ感だから、スタイリングのバランスが取りやすいのも魅力的。

A 袖、身頃、襟、リブの部分をパーツごとに異なる工場で作って手作業でつなぎ合わせることで、このふっくらとした立体感が生まれているのだそう。

S すごい……! 想像以上に手間暇がかかっていますね。シンプルでいてディテールへのこだわりが半端ない! 

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ニット(SPURSHOP別注カラー)¥33,000/ミラベラ(ギャルリー・ヴィー)

A こちらはもう1色の別注カラー、ウィートです。

S 名前の通り小麦のような色合いが可愛い。ベージュは誰でもトライしやすく幅広い着こなしに似合う万能カラーですね。

着まわし力の高いモヘアカーディガンでモードな抜け感を

ギャルリー・ヴィーのモヘアカーディガン
カーディガン¥49,500/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー)、他は私物

A こちらはキッドモヘアという、生後1年未満の子山羊の細く柔らかい毛を使用したカーディガンです。

S モヘアはチクチクするイメージがどうしてもありますが、これは着心地が抜群で質のよさを感じます。

A 毛が抜けにくい糸で作られているそう。パンツやアウターにモヘアの毛が付きにくいところもありがたい。

S カーディガンは着まわしがきくところもいいですよね。グレーの色合いもきれい。シンプルにも振れるし、こうして柄シャツをインして楽しむのもおすすめです。

毛玉を気にせずデイリーに愛用できるカシミヤ100%のニット

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ニット¥53,900、パンツ¥42,900/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー)、他は私物

A ギャルリー・ヴィーの中でも最年長クラスの定番シリーズがカシミヤ100%のニット。今季は今の時代に着たいスタンダードなデザインでいて、色で遊べるニットが登場しました。

S クラシカルなリブ仕様のニットですけど、袖のバランスや肩の落ち感にさり気なくモダンさが感じられます。

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S 美しい発色の赤が目を引きますね。若干オレンジみのある色合いで、スタイリングにモードなスパイスを効かせてくれます。

A ギャルリー・ヴィーが長年タッグを組んでいる糸メーカーでしか出せない色なんですって。素敵な色がとにかく多く、毎年そこから今季のムードで色を選んでいるそう。

S きゅっと目を細かく詰めて編まれているから、毛玉ができにくいところも最高です!

こなれ感も演出できるオーセンティックなジャケット

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ジャケット¥79,200、パンツ¥42,900/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー)、他は私物

A 続いて、今シーズン初めて採用したというフランネル素材のジャケットです。いわゆる毛羽立ったようなフランネルではなく、あえてスーツ地などで使われるような細くてきれいな糸を使ってフランネルに仕上げているそう。

S だからこの上品な光沢感やなめらかさが出せるんですね! それに通常のフランネルジャケットに比べて圧倒的に軽やか。ややリラックス感のあるシルエットで、シャツのように羽織ることができます。

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A 袖口のボタンホールは本切羽と呼ばれ、開閉できる本格仕様。ボタンを外して袖をまくって着てもサマになる裏地が使われているんですって。

S ジャケット好きには特にグッとくるデザインですね。細かなこだわりに感動です。

A ギャルリー・ヴィーらしい、引き算された都会的なカーゴパンツも素敵。

S パンツもライトなフランネル素材で、軽いのにあたたかいです。

定番人気のノーカラーコートにグレンチェックが登場!

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コート¥187,000/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー)、他は私物

A 毎年大人気のノーカラーコートに、今季はグレンチェックが加わりました!

S 一見クラシックなグレンチェックかと思いきや、ざっくりとしたラフな柄が新鮮です。

A イタリアのファブリックメーカーが、あえて生真面目なグレンチェックを崩した解釈で作っているそうで、ギャルリー・ヴィーはそこに惚れ込みこの生地を採用したそう。

S デザインもさることながら、素材への強いこだわりが感じられますね。

A ベースにトレンチコートのディテールを取り入れているという、このコートの着心地はいかがですか?

S 絶妙な丈感やダブルボタン、背中のフラップなどのディテールがきいていて、シンプルな装いに合わせてもおしゃれに決まるのがうれしい。

A ノーカラーだから中に着るアイテム次第で違った印象が楽しめて、着まわし力も高そう!

デニムの概念を覆す、なめらかな肌触りに酔いしれて

【ギャルリー・ヴィー】の2024年秋冬新の画像_10
デニムジャケット¥59,400、デニムパンツ¥42,900/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー)、他は私物

S このデニムのセットアップ、着た瞬間に思わず声が出ました。デニムなのに柔らかくて、しっとりなめらか。見た目はきちんとデニムなのに肌触りがよくて……意外なギャップに驚きました。

A シーアイランドコットンという、綿の中でも通常デニムには使われないような原料をあえてデニムに使っているんですって。それに今シーズンは、2年程かけてついに理想のブラックが完成したそう。

S 品のある絶妙なブラック加減が素敵ですね!

A 細すぎず太すぎないパンツのシルエットも美しい。デニムのセットアップは無骨な雰囲気もありますが、スカーフでエレガントさを加えたSさんのコーディネートも、さすがです!

トレンドに左右されず、長く愛せるアイテムの宝庫

A ギャルリー・ヴィーは来年で40周年を迎えるそう!

S 40年ってすごいですよね。長年作り続けている基本のシリーズを、シーズンによってデザインをアップデートしたり、新しいエッセンスを加えたりしているところにも好感が持てます。

A 他のブランドと違って、シーズンテーマを設けていないからこそ、ずっと愛せる名品が多いことがわかりましたね!

S 今では当たり前になっていますが、ブランドスタート時からコンセプトの中に、ジェンダーレス、エイジレス、タイムレスといった要素が含まれていて、今も脈々と続いているとか。素材やディテール、カラーへのこだわりが詰まったワードローブを今回実際に着ることで、改めてそのよさを実感できました!

ギャルリー・ヴィー 丸の内店

https://store.tomorrowland.co.jp/store/galerievie/
03-5224-8677

SUZUKI(鈴木香織)プロフィール画像
スタイリストSUZUKI(鈴木香織)

宇和島英恵に師事し、2022年に独立。パリコレクションなどにも積極的に参加している。今回試着して気になったのは、カシミヤ100%の赤いニット! しっとりしていて着心地抜群で、長く愛用できそう。ぜひワードローブに取り入れたい。

AKIYAMAプロフィール画像
エディターAKIYAMA

SPUR.JPではファッション、カルチャー、SDGsなどを担当。今季のギャルリー・ヴィーで気になるのは、SPUR別注のピンクのニット! 髪色を変えたので、久しぶりに甘い色にトライしたい気分です。

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