100%植物性由来のナイロンへ生まれ変わった「タンカー」

ボストンバッグ「タンカー」〈H21×W28×D11cm〉¥57,200/ポーター 表参道(ポーター)
エディターONO(以下O) ポーターといえば真っ先に思い浮かぶのが、ナイロン素材の「タンカー」ですよね。2WAYで持つことができるボストンバッグは、コロンとしたフォルムとデイリーに使いやすいサイズ感に惹かれます。
エディターAKIYAMA(以下A) 2023年に発売から40周年を迎えた「タンカー」は、有限資材である石油を使用しない素材に切り替え、100%植物性由来のナイロンに刷新したのだそう。
O 非可食のとうもろこしと、ヒマシ油で知られる植物のヒマの種から作られていると聞いたのですが、この見た目からは信じられません!
A 繊維メーカーの東レが開発した「エコディア®N510」という植物性のナイロン繊維を使用しているんですって。もともと細く切れやすかった「エコディア®」を、東レの技術とポーターのリクエストにより、世界で初めて糸が太く耐久性を備えた「エコディア®N510」の量産化に成功したのだとか。
O 新生「タンカー」は、以前よりもハリと光沢が増していますね。植物性由来に変更し、品質まで向上させるなんて、開発までの努力に脱帽です。

ボストンバッグ「タンカー」〈H21×W28×D11cm〉¥57,200/ポーター 表参道(ポーター)
A 内側には取り外し可能なポーチが付属。ちょっとした移動時は、カードや小物などを入れてポーチ単体で使ってもよし。
O 11インチのタブレットも入るので、通勤バッグとしても活躍しそう!
一度使うと手放せない。多彩なポケットが魅力

トートバッグ「スタイル」〈H25×W35×D15cm〉¥55,000/ポーター 表参道(ポーター)
A こちらは柔らかくしなやかな牛革を使用した、「スタイル」シリーズのトートバッグです。
O 一見シンプルなデザインですが、シボ感やオリジナルのくるみホック、黒のステッチがポイントになっていますね。

トートバッグ「スタイル」の内側。
A 内側にはポケットが6つも備わっているんですよ。ポケットにはスマホや財布などの細かなアイテムをそれぞれ収納し、メインコンパートメントを存分に使えて機能的。店頭スタッフからも使いやすいとお墨付きのアイテム。
O 持ち手の裏側はナイロン素材になっているんですね。傷みや汗染みへの不安が解消されます!
A 目を引くインナーカラーは、ポーターのキーカラーであるオレンジ。中のものが見やすいのもありがたい!
味わい深い表情が楽しめるトートバッグと機能的なキーアクセサリー

2WAYトートバッグ「スモーキー」〈H34×W38×D17cm〉¥53,900、(左から)キーアクセサリー¥4,950、キーアクセサリー¥20,900/ポーター 表参道(ポーター)
A 「スモーキー」は、ポーターが生地から開発しているシリーズ。縦糸と横糸で太さの異なる繊維を使うことで、染めた時にムラ感が出るそう。その独特の風合いにより、奥行きのある表情が生まれているんですって。
O 太さの違う糸を織り上げるのは難易度が高いと聞きますが、ここでも職人の技が感じられます。それから......キーホルダーが可愛くてつい手にとってしまいました。なんとも言えない表情がたまりません(笑)。
A 手前は「ジョイント」キーホルダー。チャームのように付けるのはもちろん、キーチェーンにも。二重リングの方に鍵を付けたら、バックルからさっと取り外して鍵を開けることができる便利アイテム。鍵をなくす心配もありません。
O 左の「キーチェーンマルチツール」は、金具部分がルーラー、マイナスドライバー、レンチ、ボトルオープナーとして活躍する万能アイテム。キャンプや登山用のバッグに付けておきたい。

2WAYトートバッグ「スモーキー」の内側。
O 内側はポケットが豊富! 浅めなので手が入れやすく、荷物を出し入れしやすいのもうれしい。
A A4サイズの書類がすっぽり収納でき、大きなポケットには13インチのPCも入ります。
O サイドに施されたホックを留めるとラフさが程よく軽減されて、上品に持つことができますね。
バッグに忍ばせておきたい、パッカブルリュック

2WAYトートバッグ「フレックス」〈H44×W42cm〉¥28,600/ポーター 表参道(ポーター)
A ハンドバッグとしてもリュックとしても携えることができる、2WAY仕様のパッカブルトートです。
O 最近旅行用のバッグを探していたので、これは気になります! 各パーツが金属ではなくプラスチックなので軽やか。
A パラシュートクロスといって、万が一穴が開いてしまっても広がりにくい、強靭なリップストップナイロンを採用しているので、安心してガシガシ使えます。

2WAYトートバッグ「フレックス」を収納した様子。
A 内側のポケットへ収納すると、こんなにコンパクトに。
O バッグにも入れておきやすいですし、1つ持っておくと便利ですね!
ワークテイストの無骨さを品よく軽やかに昇華

2WAYトートバッグ「マイル」〈H36×W35×D16cm〉¥51,700/ポーター 表参道(ポーター)
A 韓国でも人気を集めているという、ワークテイストの「マイル」シリーズ。
O ワーク系のものは独特の無骨さや重厚感がありますが、これは手触りが柔らかくとても軽いです!
A 一般的なワークテイストのバッグは、厚みのあるコットンで作られていることが多いですもんね。「マイル」シリーズは、美しい光沢を持つナイロンコットンツイルを使用し、品よく仕上げているそう。
O パーツもゴールドなので表情がやわらぎますね。持ち手はクッション性があって、手の負担も減る気がします。
異素材の組み合わせとバイカラーが目を引くバックパック

バックパック「HYPE」〈H41×W25×D12cm〉¥96,800/ポーター 表参道(ポーター)
A 新作の「HYPE」シリーズは、2種類のナイロンを使ったデザインが印象的。
O 強度の必要な部分に耐摩耗性に優れたコーデュラナイロン、ポケット部分に薄く耐久性のあるリップストップナイロンが使われているとか。この配色が、シンプルなスタイルの存在感を上げてくれますね。
A 女性でも背負いやすい、細身のシルエットがありがたい!

バックパック「HYPE」の内側。
A トップからもサイドからもアクセスが可能なメインコンパートメントに、13インチのPCが入るポケットも。
O ワーケーションの相棒としても最適ですね。

バックパック「HYPE」の引き手。
O サイドのポケットにはナイロンコードの引き手がついていて、指をかけて引くだけで簡単に開けることができます!
美しくスマートなシルエットの財布とカードケース

(上から)財布〈H9×W11cm〉¥44,000、カードケース〈H11×W7.5cm〉¥24,200、コインケース〈H6.5×W7cm〉¥22,000/ポーター 表参道(ポーター)
O すごく薄マチで洗練された雰囲気が漂います。鮮やかなオレンジやブルーのカラーリングは、持っているだけで気分まで高揚しそう!
A 2枚の革を丁寧に貼り合わせる“ベタ貼り”という技法を用いているそう。革が浮いたりシワができたりしないよう、職人の技術が込められています。
O コバと呼ばれる断面の仕上げも本当に美しい。
A カードケースはパンツやジャケットのポケットに入れられて、スマートに名刺交換ができちゃいます。
O コインケースもガバッと開いて取り出しやすい設計。コンパクトだから、メイン財布とあわせてカバンに入れても、かさばらないのがうれしいですね。
遊び心と実用性を両立した財布とパスポートケース

(左)パスポートポーチ〈H11×W15.5cm〉¥39,600(右)財布〈H9×W11×D3.4cm〉¥49,500/ポーター 表参道(ポーター)
O 実際に吹けるホイッスルが付いているシリーズですね!
A イギリスの老舗ホイッスルメーカーに依頼した、ポーターオリジナルのホイッスルです。
O いざという時に吹けるだけでなく、握りやすく引き手としてもきちんと機能しています。
A パスポート入れは中央のポケットにパスポート、両サイドのファスナー付きポケットに、日本円と現地のお金をそれぞれ入れて使いたいです!

財布の内側。
O 二つ折り財布は手に馴染むサイズ感がいいですね。大きく開くのでお金の出し入れがスムーズ。カードスロットになっているもう片方のポケットには、最大18枚のカードを収納することができるそう。
A デザイン性はもちろん実用性が高い! ギフトとしても喜ばれそうですね。
ほんのりモードなPOTRの新作バッグ

バッグ〈H20×W22×D8.5cm〉¥25,000/ポーター 表参道(POTR)
A POTRから、新作「グロス」シリーズが登場しました。POTRは4年前に誕生したブランドで、多様なライフスタイルがコンセプト。不二家のペコちゃんや釣り具メーカーのダイワなど、ライフスタイルを基軸にしたユニークなコラボレーションからも目が離せません。
O 艶のある本体とインナーカラーのビビッドなピンクのコントラストが可愛い!
A ジュエリーのように、季節を問わず身につけられるバッグというのをテーマにしているそうですよ。
O 小ぶりなサイズですが、財布やポーチなどの必需品も難なく入ります。
A 持ち手の長さを2段階で調節できるのも気が利いていますね。
細部に宿る職人技と、アップデートを繰り返すデザインが長年愛され続ける秘訣
O クラシックなデザインの中にモダンなエッセンスが入っていたり、機能性が充実していたり、ポーターの魅力を再確認できました! 長く愛用できるのもうなずけます。
A 修理が必要なバッグは、職人のもとへ送られるそう。そこで壊れている部分や、ポケットがどのくらい使われているかなどを見て、次への改善点や発見が生まれるんですって。
O そうしてリニューアルを繰り返し、いつの時代も手に取る人のライフスタイルに寄り添う商品が出来上がるんですね。
A そもそも簡単にはへたれない丈夫な作りですが、何年前のものでも、ポーターが作った商品なら修理相談ができるとか。ホスピタリティに溢れ、進化を続けるポーターに今後も注目したいですね!
ポーター 表参道
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03-5464-1766