そこにゾウがいるから。【野尻湖】でナウマンゾウに合ってきた

先日、火打山という新潟と長野の県境にある山を登りに行きました。朝一から登るため前乗りしたのですが、せっかくの機会なので少し足を伸ばし、野尻湖へ行ってみました!

野尻湖へ行ったら外せない「野尻湖ナウマンゾウ博物館」

野尻湖ナウマンゾウ博物館の入り口

入館料は大人一般で500 円

長野県の信濃町にある野尻湖は、旧石器時代の遺物が数多く出土しているエリア。1962年から50年以上続けられている「野尻湖発掘」で発掘された資料を中心に、約5万年前の時代から現在に至るまでの歴史を紹介しているのが、この野尻湖ナウマンゾウ博物館です。今まで発掘された約85,000点(!)の資料はすべてこの博物館に収蔵されているのですが、そのうちの重要な化石や遺物を約1,000ほど厳選し、展示しています。

ナウマンゾウの実物大レプリカ

展示室に入ると巨大なナウマンゾウが! 実物大に復元されたレプリカは大迫力。他にもオオツノジカなど、当時生息していた巨大な動物の復元模型が並んでいて、その大きさに圧倒されます。旧石器時代、実物の大きさを目にすると、みんなで狩猟をする時代に生まれなくてよかった~と思ってしまうほど。狩りが行われていた様子や、狩られた後の動物がどのように活用されていたかなどが、展示とともにわかりやすく解説されています。

突然の湯たんぽ! その正体は

突然の湯たんぽ

そして展示室の端っこに、突然湯たんぽが! 実はこの凸凹の感じが、ナウマンゾウの歯の化石に似ているんです。以前、地元の方が湯たんぽのカケラのような珍しい石を拾ったら、それが実はナウマンゾウの歯の化石だった、なんてエピソードもあるのだそうです。

博物館近くには、ナウマンゾウ親子の像も

ナウマンゾウ親子の像と自分

本物のゾウに乗ってみたい気持ちも湧いてきました

博物館から10分ほど歩いていくと、ナウマンゾウ親子のレプリカモニュメントも。国道18号線野尻バイパスの野尻湖入口交差点に位置しているため、車で通りかかった際に目にする方も多いはず。遠目で見てもかなり気になる存在感! 横に並んでみると、その大きさに圧倒されます。

キーワードは「ベレー帽のような頭」

ベレー帽のように出っ張った骨

マンモスやアフリカゾウとの見分ける際には、ぜひ参考にしてみてください

ナウマンゾウは頭の骨が少し出っ張っているのが特徴。博物館では「ベレー帽をかぶったような」と表現されていました。このモニュメントでもしっかり、ベレー帽が再現されています! 大人の遠足気分で、近くを訪れた際はぜひナウマンゾウに触れてみてください。

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エディターKAGOHARA

メンズ誌から異動してきたのですべてが新鮮な毎日!お笑いとぬいぐるみとドラァグクイーンが好きです。「なにそれ!」とツッコまれそうな服に目がありません。野菜が苦手です。

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