日仏柑橘バトル

まとわりつく空気ごと脱ぎ捨てたくなるような、蒸し暑い日々ですね。「また来るなあ、日本の夏が」とちょっぴりブルーな気分になります(以前、この時季に来日したブラック・アイド・ピーズの歌姫、ファーギーにインタビューしたことがあります。「日本は蒸し暑いでしょ?」と水を向けると「そうね。でも、天然の保湿クリームって感じで、いいじゃない」と笑顔で切り返されました。それ以来、ファーギー姐さんのように湿気をポジティブにありがたく感じるよう心がけていますが、やはりツライものはツライ)。

この蒸し暑さを乗り越えるには、パーッと爽やかな柑橘の力がないと。左は日本代表、北川村ゆず王国の「旨塩ぽん酢」です。もともと知人に高知土産でいただいたものですが、あまりの美味しさにハマり、リピーターとなりました。高知のゆずや広島のレモンに、だいだい、かぼす、小夏などの国産柑橘のハイブリッド果汁に、塩も室戸の海洋深層水塩と瀬戸の海水塩の二種類を用いている、こだわりのぽん酢。しょうゆベースの一般的なものよりさらにさっぱりしていて、かけるたびに爽快な香りが漂います。私はコレ、愚直なまでに納豆にかけ続けています。「納豆のタレ」に飽きたという皆さん、刻んだシソやオクラに「旨塩ぽん酢」という組み合わせにぜひ挑戦していただきたい。ちなみにヒラマサやカンパチのお刺身にかけていただくのも絶品です(塩味が足りないときは、しょうゆやナンプラーをたらしてもいい)。

右はフランス代表、ユイルリー・ボジョレーズの「ヴィネガー デ カラマンシー」。カラマンシーというのは柑橘のことらしいですが、柑橘の果汁にブランデーヴィネガーがブレンドされています。我が家ではもっぱらサラダ専用です。大盛りのレタスに砕いたナッツとゴマ、オリーブオイルと塩、仕上げにこれをかければ風味豊かな特製サラダの出来上がり。柑橘ならではのフレッシュなフレーバーに、ほんのり甘さもあるので、野菜嫌いの方でもモリモリ食べられると思います。千切りのニンジンにナッツ、レーズン、クミン、オリーブオイル、塩、仕上げに「ヴィネガー デ カラマンシー」というのもおすすめ。これをアテに、冷えたビールやワインを「カーッ」と飲みたくなりますよ(笑)。

サザエさん症候群に陥りがちな日曜夜、柑橘とお酒の力を借りれば、明日も爽やかに出社できる……気がします。

エディターNAMIKIプロフィール画像
エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

記事一覧を見る

FEATURE
HELLO...!