クセ毛の救世主

出張や旅先のホテルで、一番気になるのはそこにちゃんとしたドライヤーがあるかということ。とにかく生まれて以来ウン十年、クセ毛剛毛の悩みはつきることはなく、ドライヤーのない国は正直NGとすら思っています。近年は年をとって髪にコシがなくなってきたので、ずいぶんと扱いやすくなったとはいえ、自然乾燥も無造作スタイリングももってのほか。ただのだらしない人になるんです。そんなクセ毛との戦いですが、ストレートムースとくるくるドライヤーで格闘していた思春期時代の自分に教えてあげたいくらい、ヘアオイルの目ざましい進化に助けられています。当時なんて、髪につけるオイルといえば椿油一択でしたから。ざっとヘアオイルのスタメンを数えて見ると、普段は4種を使い分けています。

まず、右はTWIGGY.のユメドリーミン エピキュリアンのヘアオイル。毎日のシャンプー後のドライヤーをかける前に。寝る前なので枕にべとべとつくようなものは避けたいけれど、ドライヤーの熱からは髪をまもりたい、という時にぴったりなさらっとしたテクスチャーで髪を柔らかくまとめてくれます。

その隣、ウカのヘアオイル「Rainy Walk」は文字通り雨の日のぼわぼわとまとまらない髪をまとめてくれる救世主。雨の日のクセ毛って、普通のオイルをつけると膨らみはおさえられるけれど、じっとりとした質感がなんだか清潔感がないなあという状態になってしまうのですが、これはつけるとまとまるのになんだか髪の毛の空気感は残してくれるのです。グレープフルーツの爽やかな香りもさっぱりしていて雨の日に良い感じです。

そして、左から2番目のヴェレダのヘアオイル。たぶん人生で一番リピートしているヘアオイルです。いま旅先にもしオイル一本しか持っていってはいけないといわれたら、これをたぶん持っていきます。べとつかないのに髪に適度な重さで残ってくれるので、まとまり力NO.1。冬場は静電気が発生するくらいドライなヘアも、少量で一日しっとりまとめてくれるんです。ボブみたいな髪の面が整っているほうがきれいに見えるスタイルに向いています。

最後は左端、編集部でも大人気のレオノール・グレユ。香りが良いのはもちろん、しっとり感のテクスチャーがすごく今っぽいのが魅力。ヘアサロンへ行った直後の切り立ての髪にこれをつけると、なんだかすごくおしゃれになった気がします。

というわけで、私的なヘアオイル四天王を並べてみましたが、本当にヘアオイルって進化しているな~と改めて感心してしまいました。髪にトラブルのない方にはあんまりピンとこないかもですが、オイル以外にもドライヤーやシャンプーのここ20年くらいの進化は、クセ毛界では、のび太の家にドラえもんがやってきた並の飛躍なんです。思春期の自分に「もうちょっとがんばればいいことあるよ」とタイムマシンに乗って教えにいってあげたい気持ちでいっぱいです。

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エディターTOTOKI

ファッションと占い担当。おしゃれは我慢、ができないので、着心地重視。休みの日は、大体インテリアのことを考えています。

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