ミュベールの魅力

 南青山に「ギャラリー ミュベール」というミュベールのコンセプトショップがあって、定期的に様々なワークショップが開催されているのをご存知でしょうか。少人数制ですが誰でも申し込みができるし、デザイナーの中山路子さんご本人が参加されることも多いので、ミュベール好きにとっては見逃せません。私もいちファンとして、以前から虎視眈々と狙っていました。そして、先日ついに参加することができました!

 今回はリゾートコレクションのテーマである恐竜にちなんだ企画で、多肉植物の寄せ植え体験。講師は、BIONIC PLANTSというフラワーショップのお二人でした。ギャラリー ミュベールのフラワーディスプレイの他、日本橋三越本店のエントランスも手がけたことのある、若手実力派ユニットです。中山さんをはじめ、我々生徒が揃ったところで、いよいよスタート。まず、ガラス容器の底に目の粗い砂と粘土の層を作った後、ピンセットを使いながら多肉植物と苔を植え込んでいきます。

 試行錯誤しながら出来あがった自分だけのテラリウムは、まるで小さなジャングルのようになりました。大げさだけど、何だかちょっと神秘的。しかも自分で作ったものだから愛おしい。みんな同じ種類の植物を使っているのに仕上がりやムードは様々で、それを見比べるのも面白かったです。こういうのって、作り手の性格が出ますよね。

最後に飾りのタッセルも手作りして、ワークショップは終了。記念に中山さんと自分の作品を並べて撮ってみました。左側が中山さん作です。タッセルの出来栄えが全然違いますが、それもご愛嬌ということで。

 実際に参加してみて、ワークショップ自体が楽しいのはもちろんですが、魅力はそれだけではないことが分かりました。参加者にとっては、好きなブランドのデザイナーと気軽に会話ができる貴重な機会ですし、なによりブランドのことを深く理解できる場となっていました。こういうことを定期的に企画できる中山さんは、やっぱり素敵な人だなあと実感。よりいっそうミュベールというブランドが好きになった一晩なのでした。

“エディターHAYASHI”

エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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