(多少)太ったっていい。美味しいチョコが食べたいんや

この週末、国際フォーラムで開催された大チョコレート祭「サロン・デュ・ショコラ」は盛況だったようですね。「入るのさえも1時間待ちだったから諦めた」という友人も。

このところのビッグシルエットブームに身を任せていた結果、体重計は大変なことになっています。が!夏に向けての減量計画はとりあえず忘却の彼方に押しやり、噂のチョコレートを試す毎日。だって一年に一回のチョコ強化週間じゃないですか。と言い聞かせたリサーチ結果の、私的おすすめはこちらのふたつ。

このパッケージの眼福よ。アーモンドとヘーゼルナッツのヌガーをダークチョコに包んだバー型チョコレート、トッローニバッチはバッグに忍ばせておいてサッと誰かに渡せる手軽さがいい。……と、数日持ち歩いていた間に誘惑に完敗し、ほぼ自分で食べ尽くしてしまったほどの美味しさです。後をひくナッツの香ばしさといったら。オンラインで購入できるほか、ユナイテッドアローズ六本木メンズストアなどでも販売している様子。

もうひとつが折衷主義派のチョコレート。東京にいながらにして口内が異国へと旅します。風味豊かなカカオはもちろん杏やプルーンにレーズン、ロングココナッツにクランベリーや胡桃、りんごにバナナなどなど。エキゾチックでスパイシーで、複雑な甘辛多重奏が広がります。ドライフルーツやナッツはブランデーに3年漬け込んだもの。それらをケーキとして焼き上げて、寝かせて熟成させてトリュフにまとめてスパイスをふって……工程の説明はここではかなり省きますが、長い、長い手順を丁寧に辿って誕生したフルーツチョコです。

てっぺんにトッピングされているのは、オリジナルのクレオールスパイスミックス。ぴりっとした風味が運ぶのはニューオーリンズの風(行ったことありませんが)。このスパイス、缶で販売もしていますが、お味噌汁に加えたり、トーストや目玉焼きにふりかけたり万能に使えてもっか大活躍中。

旅するトリュフとも名付けたい変化球チョコレートは、骨董通りのAPOCで限定200粒のみ発売中。一粒300円と贅沢ではありますが、お酒にもぴったりのトリュフチョコレートでおとなのバレンタインを楽しみたい人に。

発売中#SPUR3月号 の「バレンタイン」特集もお見逃しなく。

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エディターIGARASHI

おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。
趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。

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