大分の銘菓といえば異国情緒漂う「ざびえる」

大分の銘菓といえば「ざびえる」。焦げ目のついたバター風味の洋風の生地に、中は和風の白餡かラムレーズン入りの餡がみちっと。口に入れた瞬間、良い香りがふわりとひろがり、疲れた体に甘さが染みる。和と洋の絶妙なハーモニーは、珈琲にも緑茶にも合い、おやつタイムの充実を約束してくれます。

個人的には、レトロなパッケージもツボ。赤、黒、金の配色は、一度見たら忘れられないインパクトで、和洋折衷菓子らしい異国情緒が漂う。写真の5個入りはお土産にちょうどいいお手頃サイズの紙箱で、通常の大箱はビロード調の手触りが特徴の高級感のあるデザインです。これがまたレトロで可愛い。この場合は「びろーど」と平仮名で書くのが相応しい気がします。

誕生から50年以上の歴史がある銘菓「ざびえる」ですが、実は、製造会社が破産して一度は途絶えてしまったものを、ファンが復活させたというエピソードも。地元大分をはじめ人々の愛を感じます。ここ最近の豪雨のニュースは本当に心が痛みますが、「ざびえる」を頬張るとまた大分に行きたくなるのです。

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エディターIWAHANA

日々、モード修行中。メンズとレディースを行ったり来たりしています。書籍担当。どうぞよろしくお願いします。

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