何をしてもダメな時って人生でありますが、私の場合、肌にも時々そんな絶望的なタイミングがやってくることがあります。例えば花粉症のとき。肌が敏感になって、ガサガサのボロボロのボツボツ。いろんな擬音が出て来ちゃうくらいひどい状態になります。そして、悪いことに一回傾くと、花粉の時期が終わっても、荒れがおさまらない。そんなときは、1番シンプルな、化粧水とオーガニックなオイル、という組み合わせで乗りきってきたのですが、ついにこれも効かない日がやってきました。とにかく荒れる荒れる。まさに37歳、お肌の曲がり角。とりあえず化粧水とオイル、どっちが肌荒れの原因かしら、とかわるがわるやめてみたら、オイルが原因でした。乾燥肌の自分にベストだと思って使っていた上質なオイルは信頼が厚かった(お値段も高かった)分、ショックも大きかったです……。「これがダメって私、これから一体何をつけて保湿したらいいの?」とうつろな目でドラッグストアを歩いていたら、目に飛び込んできたのがこのキュレルの「潤浸保湿フェイスクリーム」。
それまで私、乾燥肌で時々アレルギー、でも自分の肌は結構丈夫、と思っていました。なのでお恥ずかしながら、「キュレルってものすごく肌が弱い人向けでしょ」と、わりと他人事で暮らしておりました。しかし、美容ページなどでも絶賛されていて万能だと思っていたオイル美容が効かない今となっては、根拠のない頑丈肌の自信は崩壊、ひょっとして自分、敏感肌なのでは?という疑惑が。お値段もわりと手ごろな2000円台なので初キュレルにトライ。これが今までの思い込みスキンケアをしていた自分をビンタしたいくらい素晴らしかったのです。
「とにかく肌荒れしなければいい」という最低限の効果を期待して買ってみたのですが、肌荒れが治るどころか、肌はしっとりふわふわ。がびがびだった肌にはうぶ毛がふわっと確認されるまでになり、肌荒れ前より調子が良くなったのです。プラスチックケースで軽いので、旅行の時にも移し替えることなくさっとつかんで持っていけて、とにかく肌身離さず行動を共にしています。こんなにコスパが良くて肌の質感があがるクリームがあっただろうか。いや、ない(自分調べです)。「本当にえらいね~」とスキンケアのたび、この小さな容器に向かって話しかけ続けています。
ファッションと占い担当。おしゃれは我慢、ができないので、着心地重視。休みの日は、大体インテリアのことを考えています。