突然ですが、青がマイブームです。淡い水色から爽やかなブルー、そして深みのある紺色まで。気づけば近くに青がある、というくらいどうやら無意識でセレクトしている模様。そんなことの発端は、思い返せばこのスカーフでした。
(ピンクのふわふわコートに引き続き)ステラ・マッカートニーのスカーフに一目惚れしたんです。英国の伝統から着想を得たという秋冬シーズン、こちらはジョージ・スタッブスという画家による「ライオンに怯える馬」という18世紀の絵画が大胆に配されています。真っ白な馬とライオン(ちょうど折り目になってしまっていますね汗)が深い森に包まれている、どこかダークで幻想的な空間……と対比的な明るい青空。そのコントラストが織りなす世界観になぜか惹かれました。今まで使い途がわからない!とどこか敬遠していたスカーフなのですが、これを機に挑戦してみると意外と活用できることも発見! 首にタイトに巻いたら、結び目はニットの襟もとに収納。タートルネック感覚で巻けますし、何よりあたたかい……。という経緯で、すっかりスカーフの魅力にはまり日々をともにするほど青空の色が頭から離れず、年明けにネイルもブルーに新調したのです。
爪に載せるなら、視界に入るたびうきうきするような華やかさもありつつ、浮きすぎない色みがいい、とわがままを言って最終的にこのカラーに落ち着きました。どこかグレイッシュな色みがほどよく肌になじむ気がします。最近はツヤッとした質感でテンションを上げるべく、ジェルネイルにお世話になっています。と言いつつも、ポリッシュも相変わらず好きでよくチェックしているのですが。
次にポリッシュを塗るのなら、こんな色がいいなと思ったのもくすんだ青でした。NAILS INCの「THE NAIL WARDROBE」という“指先からファッションを楽しめるエフォートレスなミニカラーコレクション”は、それぞれ色の名前が可愛いんです。この絶妙なスモーキーブルーは「ボーイフレンド デニム」! 他もそれぞれ「スエード トート」「カシミア ニット」(この写真には写ってないのですが)「グレイ トレンチ」とウェアアイテムの名を冠しています。冬の装いとマッチして指先におしゃれ感を添えてくれそうなカラーバリエーションにぐっときました。
最後に、展示会で見かけて以来虎視眈々と狙っているこちらのバッグもドンズバ、写真映えする青が印象的でした。気鋭のバッグブランド・ADINA MUSEのもの。極太ステッチが唯一無二の佇まいに。
ということで、無意識に青にまつわるものばかりを選んでいる……という話でした。極私的なカラーブームはもうしばらく続きそうです。
好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。