空港には危険がいっぱい! 銀色の首飾り編

ある旅の帰り。空港でトランジットをしている時のことでした。普段は、空港に着くと携帯をwifiにつないだり、搭乗口をチェックしたりに必死で、お菓子や雑誌くらいしか買い物はしないのですが、なぜか引き寄せられるようにティファニーのショップに入ってしまったのです。そして足は自然と新作の「ティファニー ハードウェア」のコーナーへ。

「ティファニー ハードウェア」といえば、アイコニックな球体を使ったピアスやリングが人気ですが、ピアスホールがあいていないこともあり、素敵だなと思いつつも、今まではリアルなウィッシュリストには入らずにいました。が、しかしです。ショーケースを覗いた瞬間、あの球体を使ったネックレスが目に飛び込んできました。

まるでクラシックな真珠のネックレスがシルバーに変身したような、ギミックのある可愛いさにひと目惚れ。さっそく試着をしたのですが、どう考えても自分の首とネックレスの長さがあっていない。でも、欲しい……サイズがあっていないのに欲しい気持ちに引きずられて買ってしまうなんて完全にダメな大人だし、既に旅の間にあれやこれやを買ってしまっているし、とぐるぐると考え込んでしまいました。

と、その時です。店員さんが「ショップに行けば、長さを変えられるわよ!」とひと言。「えっ、日本のショップでも対応してもらえるの?」と聞くと、答えは「もちろん!」。恥ずかしながら中学生レベルの英語力なので、会話が成立した嬉しさとあいまって、即決断。自分の中のわずがな良心が、「買い物をしすぎ!!!」と警告を発していましたが、そんなの関係ありません。空港にはショッピングの魔物が潜んでいることを身をもって体験しました……。

帰国後、しばらくオリジナルの長さでつけていたのですが、やはり違和感がありショップへ。2週間ほどでジャストサイズになって手もとに戻ってきました。冬は首もとが詰まった服が多いので登場回数が少ないですが、春になったらどんなトップスと合わせよう、と今から楽しみです。

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エディターMORITA

物心がついた時からパンツ派。今、一番興味があるのは、どうやったら居心地のよい部屋で暮らせるのか。美容、アート担当です。