ぜんぜんディープではない、「大地の芸術祭」の入り口レビュー

3年に1度の開催を楽しみにされている方も多いと思います。佳境を迎えている「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」。すごく言い訳がましいのですが、当方子連れ、しかも参加は1日だけだったので、芸術祭の入り口中の入り口にしか触れられませんが、よろしければお付き合いください!

まずは「キナーレ」でしょう、と勇んで入場。が、まずは子供が、それこそ入り口中の入り口でつまかりました。今年の目玉といえばキナーレ中央の池に描かれたレアンドロ・エルリッヒの作品ですが、中に入っていいんです(でも泳いじゃダメよ)。多くの子供たちがジャバジャバしているのを見てうちの子も。お子さん連れの方には、はじめっから着替えとタオルを持参することをオススメします。

池のまわりの回廊にはメインイベント「2018年の<方丈記私記>」の作品が。一つでも多くの作品を見たい大人に、水遊びをやめない子供。<方丈~>をチラチラ見つつ水辺の子供からも目が離せないな~とジリジリした時間が過ぎますが、ついに大人もつかまりました。

入り口右手に美味しいものコーナーが集中していましてですね。暑い日だったものですから、「雪男フローズンアイス」という文言につい引き寄せられました。東京でもよく見かける「麹だけでつくったあまさけ」を凍らせたしゃりしゃりアイス。

米の濃厚な甘さに酔っていたところ、向かいの可愛らしい展示で何やら始まりました。「越後妻有コラボ甘味屋台」。地場の作物と地元の菓子店がコラボした”スイーツ屋台”がオープンしたのです。枝豆×焼きショコラ、雪下にんじんとレモンのジャムなど気になる品々が並びます。

おやつに吸い寄せられた子供はプリンをオーダー。かぼちゃととうまめ(トウモロコシ)の2種から後者を選びました。口の中にじわ~んと広がる、やさしい甘さが後を引きます。

そのままONIBUS COFFEEでアイスラテを飲んだり、割り箸でできた蕎麦屋台でそばをすすったりと、「学園祭じゃないんだから!」というツッコミを受けそうな、文字通り「入り口」レビューで恐縮です。肝心のアート鑑賞は、その後2階の展示→キナーレを出て上新田公民館にてシュー・ビンの「裏側の物語」→ジェームス・タレルの「光の館」にて終了。 みんながインスタに上げまくっているマッド・アーキテクツのインスタレーションも、奴奈川キャンパスも断念しました。ですが、お祭りのようなウキウキ感も、ガチなアート鑑賞も堪能できる充実した一日となりました。(アートラバーの方々は、くれぐれも目前の欲を抑え鑑賞に集中してくださいませ!)

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エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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