今更ながら、黒磯がすごかった

黒磯が面白い。ここ数年そう聞いていたので、一度訪れてみたかったのですがなかなか機会がなかったのです。ですが今回、那須に行く機会があり立ち寄ってみました。

しょっぱなから駅前でつかまってしまいました。黒磯駅のまさに目の前にあるのがKANEL BREAD。もちもちで小麦の甘さが後を引くくるみのブレッドをテイクアウト。さらにコーヒーのいい香りがしてきた隣のカフェIrisでいきなりお茶。店内はコンパクトながら木の梁が渡った高めの天井で、解放感に溢れています。

編集部周辺のスタッフが皆口を揃えて絶賛するタミゼ クロイソは最も訪ねてみたかった場所ですが、あいにくこの日は休みでした……。ので「黒磯といえば」の1988 CAFE SHOZOを目ざします。

カフェを中心としたこの地一帯は、まさに自分たちがいいと思ったものやことを発信しているエネルギーに満ちていました。ランチに立ち寄ったChusは、マルシェとレストランとゲストハウスが一体化したところ。マルシェにはもちろん地元の食材もありますが、国内を中心にさまざまなところから食材が買い付けられていて、発見があります。また、広々としたダイニングスペースは、ラバーズロックやスカがかかり、地元の食材も使用したカジュアルな和洋折衷メニューが楽しめます。

↑入り口には、子供も大喜びのハンモック。

↑野菜やうつわ、調味料などぎっしり販売されているマルシェ。

↑リラックスできるレストランスペース。

他にユニークだったのはROOMSS字フックに活字スタンプ、糸車、試験管……現代の自分の生活にどう応用するか頭をひねりながら眺めるのが楽しい。古道具に、作家ものの器、家具、雑貨が店主の美意識でまとめられています。スタッフの方に「日本を中心に、北欧やインドからも買い付けている」と聞きました。

これまた個性が突出していたのがDEAR,FOLKS & FLOWERS。扉をあけた瞬間から野生的な植物の香りが鼻を突きます。珍しいものもある花類やドライフラワー、ヨーロッパのリトグラフ、1900年代のアンティークのガラス瓶など。「花」といえば甘くロマンチック、という決まりきったイメージを超え、不思議な魅力に溢れたショップでした。いちばん最後に訪れたので、正直なところ時間がなくてゆっくりと見ることができなかったのですが、次回はまずここから攻めたいです。

この扉を開けると、別世界が現れます。DEAR,FOLKS&FLOWERS。

帰宅後、ROOMSで購入したお皿にKANEL BREADのパンを並べてひとり悦に入っておりました(笑)。

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エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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