「名前のない」料理の必需品、昆布パウダー

一人で暮らすようになって10年以上。決して料理が得意ではないですが、休みの日などは気分転換も兼ねて台所に立っています。ただ、他人の目がないのをいいことに、作っているのは「名前のない」料理ばかり。思い起こしてみると、一人暮らしを始めたばかりの頃は、餃子やカレー、ミートソーススパゲティなど、名前のある料理を作っていたような気がします……。要するに年々ズボラになっているだけなのですが。そんなスボラな私にも、偉大なる援軍との出合いが訪れました。

たまたま友人へのプレゼントを買うために訪れたショップで見つけた、「こんぶ土居」の「昆布粉」。渋いパッケージですが、なんだか良さそうなオーラを放っている!という直感に従って購入しました。調べてみると、こんぶ土居は創業100年を超える大阪の老舗昆布店で、こちらの昆布粉はマンガ『美味しんぼ』の海原雄山先生も認めた逸品であることが判明。自分の無知を恥じるばかりです。

というわけで、絶大な期待とともに早速使ってみたのです。豚肉と野菜を炒めるときに醤油と一緒にパパっと振りかけてみたり、卵かけご飯を食べるときにパパパっと振って混ぜてみたり……。心なしか、いつもより味が締まっている! 名前のない料理が、名前がないなりに美味しくなっているではないですか! こちらの粉は添加物などを一切入れず天然昆布を粉末にしたものなので、劇的に味が変わる訳ではありません。けれども、なんとなくいつもより美味しい。そんな心強い調味料なんです。何よりもいいのは、食塩や食品添加物で味をつけたものではないので、体にも良いところ。出合って以来、食卓に欠かせない逸品となっています。

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エディターMORITA

物心がついた時からパンツ派。今、一番興味があるのは、どうやったら居心地のよい部屋で暮らせるのか。美容、アート担当です。

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