本の街、神保町のニュー・スポット SUPER LABO

SPUR編集部がある神保町は言わずもがな「本の街」です。街を見渡せば、古本街ならではの様々なジャンルに特化した古書店が立ち並んでいるのですが、そんな街に新しいスポットが現れました! 

ショップ名は「SUPER LABO TOKYO(スーパーラボトウキョウ)」。国内外問わず活躍するフォトグラファーの写真集を手がける出版社でもある「SUPER LABO」が新たにオープンしたコンセプトストアです! 最近ではペトラ・コリンズとコラボレーションをし、写真集の発行、それにちなんだ写真展も1117日まで開催中です。そして、編集部から徒歩10分という素晴らしい立地にあるこちら。昼食を食べるついでに、気軽に訪れることができる場所です(正直、神保町、というよりも神田猿楽町寄りのエリアにこっそりと佇んでいます)。

目印は「スーパーラボ」と書かれた看板。店内は写真集が展示されたテーブルと、本棚がそれぞれ一点ずつあるのみというシンプルな内装です。また何よりの魅力はスタッフの方が展示されている写真集が作成されたいきさつや、フォトグラファーの方とのエピソードなどをとても丁寧に説明してくださること!写真集が作られた背景を知ってから、再度それを読むと、印象が全然違う……!その本への愛情がひしひしと感じられるんですよね。

 

色々と試し読みをしたのですが、選んだ一冊はこちら。ジョエル・マイヤーウィッツの『Between the Dog and the Wolf』です。このタイトルである「イヌとオオカミの間」、フランス語で「黄昏どき」の意味を持つのだそう。すさまじくロマンティックな表現ですよね。そして、タイトルが示すように黄昏どきの写真がメインの写真集です。昼と夜の境目という何とも言えない、ミステリアスな時間をとらえた風景写真(主にプールの写真が多いです)が多数収められています。そして、その写真をめくるたびに、どこか別の世界に没入していくような心地に。寝る前にパラパラと読むだけで、素敵な夢が見られそう……と思い、早速枕元に置いています。神保町ならではの古書店や喫茶店ももちろん素敵ですが、SUPER LABO TOKYOのような新しい名所が出来てとても嬉しいな……としみじみ思いました。

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エディターHORIE

ファッションとビューティ担当。K-POPを始めとする韓国カルチャーにお熱。茶碗蒸しと無花果の香りが好き。
実家で暮らす柴犬が親友です。

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