濃密で甘~い! 究極の干し芋にはまってます

出身が田舎なので、幼いころの秋から冬のおやつの定番は「焼き芋」でした。もの心つく前から刷り込まれた”いも好きスピリット”は大人になっても健在で、時々焼き芋やら、干し芋が食べたくなり、ふとした時に買ったりしてしまいます。 

特に、昨年からはまっているのが、この福田商店から出ている「とろとろ丸干し」。写真は、馬喰町にあるミナペルフォネンのショップ、minä perhonen elävä Ⅰで購入したものです。パッケージは皆川明さんデザインバージョンになっていて見た目もおしゃれ。

ちょうど1年前にミラノコレクションに出張に行った際に、おやつとして持っていったのですが(コレクション取材時はランチが食べられないこともあるほど過密スケジュールな場合もあるので、そんなときの非常食も兼ねています)、空腹と多忙の中に食べた甘くてねっとりとしたこの干し芋に、現地のジャーナリストの方と「う、うまい!!!」とミラノの地で激烈に感動したのはいい思い出です……。で、満場一致で「今まで食べた干し芋の中で一番美味」いう結論に至りました。

 

干し芋はいえ、妙な固さとは無縁。紅はるかの特徴でもある、ねっとりかつクリーミーな甘さが口いっぱいに広がり、何とも言えない幸福感に浸れます。通常はスライスしてある干し芋が多いのですが、これは丸干しタイプ。かなり食べ応えがあるのも特徴で、同時に水分も欲します。私の場合は、この干し芋を食べるとホットミルクが飲みたくなるんですよね……。幼いころ、おやつで焼き芋を食べるときはいつも牛乳を出されていたという、味覚の記憶が刺激されているからかもしれません。

税込み1800円と比較的高価ですが、一度にたくさん食べられないので冷凍保存もおすすめだとか。私はジップロックに入れ替えて、乾燥しないように気を付けながら日々大事に食べています……。静岡で70年以上続く、干し芋専門店の味は、さすがのひとこと。昔ながらの手作りで作られているそうで、ギルティなお菓子よりはヘルシーなのもうれしい。

こちらの干し芋、シーズンはだいたい10月から今ぐらいだとか。ネットでは通常パッケージの「福田商店のとろとろ丸干し」はすでに今シーズンの販売がほぼ終了している様子。

ただ、馬喰町にあるミナペルフォネンのminä perhonen elävä Ⅰにはまだわずかながら在庫があるようで、実は私もそこで購入しました。(2020年3月16日現在)。ナチュラルでヘルシーな(食べ過ぎはもちろん注意ですが!)最高の冬の味覚を駆け込みでゲットし、ささやかな幸せをかみしめています。

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エディターASADA

主に美容担当。山登りなど自然に触れることが好き。最近は健康とかインナービューティとかいう言葉にめっぽう弱くなりました。

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