半袖ニットの季節、もう終わっちゃいましたか?

この「Small Good Things」のコラムでは、これから着たいもの、もしくはオンシーズンのものをわりとご紹介してきました。しかしながら今日は、完全に機を逸してしまったYanYanのニットワンピースへの心残りをしたためさせてください。


半袖なのに、ウールのニット。「絶対に長いことは着れないやん」という葛藤と、皆さんはどうやって向き合っているんでしょうか。私の場合は特に寒がりのため、ちょうどよく感じられるのは本当に一年のうち短いシーズン。時間でいうと、少し肌寒めだけれど、太陽が照っていてあたたかな日中でしょうか。夕方にはもう肌寒くなってくるから、何かをいそいそと羽織らなければいけない。それが分かっていてもなおなぜ買ったのか? ひとことで、可愛いからに尽きます!(笑)。高品質なリサイクルヤーンを活用して製造するなど、サステイナブルな仕組みでも知られるブランド、YanYan(以前デザイナーのおふたりにお会いしたときのことは、こちらの記事で!)。ただわたしのなかではその要素はむしろ付加価値で、ただただ一目惚れしました。まずオータムトーンの切り替えが可愛い。随所にあしらわれた花のモチーフが可愛い。ちょこんとした小さなえりも可愛い。完全に語彙が消失していますが、Instagramで見たときから、一瞬で心を射抜かれました。レトロだけれどモダンな佇まいなのが、絶妙なバランスで。そうして自我を消失したままポチり、手もとに届いたのが9月中旬ごろ。それから実質3~4回ほどしか着られていません……が、今はこの子がクローゼットにあるだけで、ぱっと華やぎがあって心がときめくんです。

ボディスーツか、ぴたっとしたロングTシャツなのか、何かを着込めばもうちょっと長く活用できるのかも?と思いつつ、なんとなく潔くさらりと着たくて、まだトライできていません。短い期間しか着られなかったとしても、毎年少しずつ愛でて、長く大事にしていきたい一着です。もうすっかり冬の様相になってしまいましたが、来年の晩夏〜秋はじめあたりを待ちわびたい。そしてまた季節の移り変わりを感じることになるのでしょう。ちなみに、同生地のロングカーディガンやベストも展開があり、そちらは今もオンシーズンでたくさん着られそう。あわせておすすめです!

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エディターSAKURABA

好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。

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