気づいたら、TOMORROW X TOGETHERのことばかり考えている

日本デビューシングルのジャケットより、右から1999年生まれの最年長ヨンジュン、4か国語を駆使する末っ子ヒュニンカイ、才能豊かなボンギュ、リーダーのスビン、ラップ&ボーカルのテヒョン
日本デビューシングルのジャケットより、右から1999年生まれの最年長ヨンジュン、4か国語を駆使する末っ子ヒュニンカイ、才能豊かなボンギュ、リーダーのスビン、ラップ&ボーカルのテヒョン

今月15日に、ついに日本デビューを果たしたTXTことTOMORROW X TOGETHERをご存じですか? 世界的人気を誇る、韓国のヒップホップアイドルグループBTSの弟分として昨年3月に本国でデビューした5人組のアイドルグループです。 

遅ればせながら、BTSの魅力にやっと気づいた2019年でした(SNLでのパフォーマンスで完落ち)。だからTXTにまで意識が向かなかったのですが、日本デビューのタイミングでPVを見てみたら、しっかりとBTSDNAを感じるではありませんか! それもそのはず、BTSの楽曲を手掛けるSlow Rabbit氏のプロデュースじゃないですか。韓国デビュー曲『CROWN』(邦題『ある日、頭からツノが生えた』)のアートワークとダンスが可愛すぎて、リピート視聴中です。134秒あたりの「マスリ スリ」で矢を射るような振付がたまりません! デスクワークの日は、常にこの曲が脳内で流れております。

邦題『9と4分の3番線で君を待つ』もそうですが、『ハリー・ポッター』の魔法学校に通っていそうな5人組というコンセプトがピッタリで、製作陣含めて、考え抜かれたクリエーションに心からの拍手を送りたい。


ちょっと話は変わりますが、先日発表されたグッチの2020AWメンズコレクションは、子ども時代にフォーカスしたものでした。既成概念に染まる前の子どもだから、いわゆる古臭い男らしさ/女らしさにとらわれることがない。アレッサンドロ・ミケーレは、いつだって示唆に富む提案をしてきます。この感じが、なんだかTXTにも通じるように思うのです。

平均年齢18.2歳の新星は、素直で、キュートで、謙虚で、少しずつカッコよさを身につけ始めた少年たち。新時代らしいアイドル像、人間像を体現する存在になっていくんじゃないかと、期待感に満ちています。

エディターKINUGASAプロフィール画像
エディターKINUGASA

顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。

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