りぼんのおみせの「ムーンパンツ」

「フェムテック」という言葉を聞くようになってからかなり経ちます。昨今、生理についてあらためて考える機会が増えてから、この「フェムテック」という言葉を知ったのですが、思えば、日常生活の一部に溶け込みすぎているあまり、使うアイテムに気をつかうことがほとんどなかったな……、と反省。知識では、サニタリーアイテムにはナプキンだけでなく、月経カップやタンポンなどがあるということを知ってはいるものの、特に調べることもなくここまで来ました。普段はナプキンを使っているのですが、自分の身体に合っているのか、そもそも生理というものが始まってから、「生理=不快なもの」と自分の中で決めつけて、いくら良いアイテムを使っても、限界がある!と諦め、よく考えてこなかったんですね。

しかし、そんなズボラな私が衝撃を受けたのがこの「ムーンパンツ」!(お恥ずかしながら、ムーンパンツという存在も最近知りました) 

 

 実はこれ、少女まんが雑誌「りぼん」の65周年記念プロジェクトのポップアップストア「りぼんのおみせ」で発売されるムーンパンツ。ムーンパンツだけでなく、注目されている若手クリエイターとコラボレーションをしたTシャツや、文房具、生理用ナプキンを包んで、贈れるレターセットナプキンなどが揃い、豊富なラインナップです。

 実は、初めてムーンパンツを見た時、サニタリーショーツと似たようなプロダクトだと思っていたんです。つまり、結局はナプキンなどの他のサニタリーアイテムと併用しないといけない、と思っていました。つるっとしていて、触り心地が抜群に良い上に、薄い布なので、とにかく不安にさせられるんです。寝相も悪いので、「寝ているときは絶対、漏れる!」と思ったムーンパンツ装着初日。信頼できないあまり、寝る時はベッドに一枚分厚いタオルを敷いて、万が一漏れた場合でも片付けがスムーズにできるように、備えたほどでした。しかし、そんな予感は嬉しいことに裏切られ、漏れなかったんです……。こんな薄い布一枚で持ちこたえられことが本当に信じられませんでした(多めの日は念のためナプキンをつけています)。何より心配していたのが、身に着ける時間がナプキンと違って長くなってしまうこと。交換ができなくなるのは少し気になっていたのですが、想像以上にさらっとしていて、快適に過ごすことが出来ました。ナプキンを身に着けていると、どうしてもゴワゴワして、上に着ている洋服に響いてしまう……ということがありますが、ムーンパンツの場合はそんな心配がいらない、というのがポイントですよね。長らく付き合ってきた、自分の生理ライフが大きく変わった瞬間でした。色違いで揃えたくなりますね……。ぜひ、ムーンパンツ、チャレンジしてみてください!

 そして、思えば私の生理が始まったのも「りぼん」を毎月買っていた小学生の時でした。読者のみなさんに寄り添ってくれるまんが作品を掲載するまんが雑誌「りぼん」。そんな雑誌が生理が始まり、悩む世代だけでなく、毎月やってくる生理にうんざりしていた、諦めていた大人のりぼん読者もエナジャイズしてくれているようですよね。このムーンパンツが購入できるポップアップストア「りぼんのおみせ」は320日(金)までbase yard tokyoにて開催しているので、ぜひ足をお運びください!

 65周年記念プロジェクトのポップアップストア

「りぼんのおみせ in Tokyo」

期間:2020年3月6日(金)~3月20日(金)
時間:12:00~21:00(日曜のみ11:00~20:00)
場所:baseyard tokyo(ベースヤードトーキョー)

 

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エディターHORIE

ファッションとビューティ担当。K-POPを始めとする韓国カルチャーにお熱。茶碗蒸しと無花果の香りが好き。
実家で暮らす柴犬が親友です。

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