ド定番のサングラスは、やっぱり正義でした

外出自粛期間の反動からか、少しずつ湧き出す物欲と戦う日々です。探していたのは主にサマーアイテム。なんだか今年は「夏を楽しみに迎えるために、ファッションが必要だ!」と特に切実に感じていたんですね。ハッと気づいたら、ゆるやかに春から梅雨、夏と季節が変わりかけていて、そのほとんどを家のなかで過ごしたからかもしれません。ショッピングをするための単なる言い訳探し、という側面も否定できないですが……。そんな買い物のターゲットのひとつがサングラス。実はきちんとベーシックなものを持っていなかったということもあって、今年はちゃんと「王道」をひとつ、と思っていたのです。

そしてたどり着いたのは、定番中の定番モデル。1950年代にリリースされた、MOSCOTのLEMTOSHです。いわゆるザ!といったスタンダードな形のフレームがしっくりと顔に馴染みました。尖りすぎず、丸すぎず。ウェリントンに少しだけ“四角み”を加えた感じでしょうか。代表的なシリーズだけあって、服装やスタイルも選びません。普及のベーシック!という気持ちに呼応するブラックと迷いましたが、かけたときの軽やかさ(と、隣にいる友人からの「いいじゃん!」というひとこと)から最終的にブラウンアッシュをセレクト。茶色のレンズとクリアブラウンのフレームが気分でした! 散々試着して、ちょうど上のリムが眉毛にかかるくらいの44のナローサイズに決めました。ノーズパットの厚みを調整してもらい、後日引き取りに行きました。両耳で微妙に耳の高さも違うので、そのあたりも丁寧にみてもらい、やっと先日手もとに。さっそくウキウキと掛けて帰ったことは言うまでもありません。これがあると猛暑日すら少し待ち遠しいくらいの気持ちになれます。夏の準備、大事。

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エディターSAKURABA

好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。

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