一生お道具物語・私の場合〜 GLOBAL の包丁

今年は家にいる時間が増えたことで、料理をする機会も増えました。(SPUR10月号でも「一生お道具物語」と題してキッチン周りほか、目利きの方のおすすめを紹介しました)料理道具に関して、最近ひとつめちゃくちゃ感動したことがあったのでお伝えできればと思います。

 もともと10年ほど前より、GLOBALの文化包丁を愛用してました。柄と刃の部分がステンレス一体成型となっており、切りやすく洗いやすくてメンテナンスも楽。雑誌のキッチングッズ特集などにもよく登場する、いわゆる定番名品です。切れ味が悪くなってきたらシャープナーで復活させて、と使い続けてきました。

 きっかけは愛用していた別の包丁がいよいよ使えなくなり、新しくしなきゃとなったこと。GLOBALにはGLOBAL-ISTという国内限定販売のラインがあり、そちらで切れ味の良い刃渡り短めの包丁を入手しました。トマトスライスも玉ねぎみじん切りも面白いぐらいにスパスパ切れるのに感動し、あれ、ずっと使ってきた古い包丁これに比べたら全然切れないじゃん……と気がついてしまったのです。

思い出したのが、新しい包丁を買うために色々見ていた吉田金属工業(GLOBALを作っています)のサイト。GLOBALにはアフターケアとして研ぎ直しのサービスがあるというのを初めて知り、今回思い切って出してみました。

新潟の本社に送付、1週間〜10日ほどで自宅に帰ってきます。送る場合は往路のみ送料負担なのですが、私は六本木の直営店に持ち込んだので往路送料かからずの1,100円(包丁によって異なります)でピッカピカにしていただくことができました!

右が今回研ぎ直しから帰ってきた10年物の文化包丁、左が最近手に入れた15センチの小型包丁です(こちらも手に取りやすいサイズでおすすめ)。
右が今回研ぎ直しから帰ってきた10年物の文化包丁、左が最近手に入れた15センチの小型包丁です(こちらも手に取りやすいサイズでおすすめ)。

戻ってきた包丁、切れ味ももちろんなんですが、私が感動したのが消えかかっていたロゴの刻印までも再び施してもらえたこと(beforeのくたびれた写真を撮っておけばよかった!)。何これほぼ新品じゃない!とウキウキしながら日々のご飯作りに勤しんでいます。「いい道具を使うと料理は楽しい」「アフターサービスがきちんとしている企業は素敵だし、そこのものは結果長く使える」という、大切なふたつのことを改めて実感したところです。

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エディターOKUDA

ミニマリストに憧れながらも、己の物欲と食欲から逃れられません。好物は生ビールと生牡蠣と生肉、そして大きなイヤリング。

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