「いつもよりきれい!」をかなえるファンデーション

服にトレンドがあるように、ファンデーションの質感にもトレンドがあります。1年前まではというかプレ・コロナでは、シュプールでも長らく濡れたようなちゅるちゅる艶肌をうたっておりました。艶があることに越したことはないんですが、最近気づいたのは質感トレンドがツヤからサラへ移行したということ。どのように観測するかと言えば、まずランウェイを歩くモデルの肌をみます。撮影時ヘアメイクさんがどんな肌作りをするか、というのも一つの大きな指針です。そして街を歩く女性の肌を見ます。1年前までは本当にぬらぬら艶々していた肌も、ここ最近はサラリと滑らかな「陶器肌」のテクスチャーが多くみられるようになってきました。それもそのはずで、マスク着用必須の今ベタベタする肌は自分の気持ち的にも見た目的にもあまり心地良いものではありません。表面はさらりとしていて中に潤いを内包している。それが今のトレンドなのだと思います。

今年の秋に発売したアンプリチュードのコンプリートフィット パウダースティックファンデーションは、まさにそういう質感をかなえてくれます。スティックで塗って、スポンジで叩き込むというやや手間のかかる手順なんですが、それに見合う端正なさらり陶器肌に仕上がります。カバー力もあるし、透明感も増す。マットなのにもかかわらず、厚化粧感は皆無という矛盾を次々打ち破った逸品。
これを塗ってふとした瞬間に鏡を見ると、「待って……(いつもより)きれい!LOVE MYSELF!!!」となるんです。これ本当に、一枚写真のフィルターをかけたような完成度なので、バーチャル画面からのリアル化が実現した感じ。RUMIKO先生……また名品をこの世に投下してくださりありがとうございます。ありのままのスッピン肌を愛すのもいいですが、化粧品というテクノロジーの結集に大いに頼ったっていい。皆さんもこのファンデーションを塗って、LOVE MYSELFしてみてください。

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エディターITAGAKI

ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。

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