「あぁ、パリに行きたいなぁ」という気持ちをなだめてくれるアップルティー

現在、2021-'22年秋冬コレクションが順次発表されています。コロナ前は各都市に編集部員が取材に行っていたため、この期間中はいつも誰かが出張をしていて、日本にいる人は出張中の替わりの仕事をやって、と輪をかけてバタバタした日々を過ごしていました。昨年からはもちろん行くことは叶わなくなったので、眠い目をこすりながらオンラインでショーを見る、という日々を続けています(編集部員がコレクション速報をインスタグラムに投稿しているので、ぜひ見てくださいね!)。できないことを悲しんでも仕方はないのですが、手帳にコレクションのスケジュールを書き込んでいると、「あぁ、パリに行きたいなぁ」という気持ちがむくむくと膨らんできます。そんな時の最近のルーティーンは、パリのお土産でもらったダマンフレールの紅茶を飲むこと。ほっとひと息ついて、旅情を慰めています。

ダマンフレールは、1692年、フランス国王ルイ14世により国内での紅茶の独占販売権を許可されたことから始まった、老舗のティーブランド。以前、よくパリへ出張に行っていた方からいただいたのですが、「No.14 ポム ダムール」が特においしいんです。キャラメリゼしたリンゴのほろ苦いフレーバーで、飲んでいるとタルトタタンのことがふわっと頭に浮かびます。実は初めてパリに行ったときに、どうしても本場のタルトタタンが食べたい!とガイドブックを片手にメトロに乗ったことがあり、この香りを嗅ぐと、楽しかった思い出がよみがえってくるんですよね。こうしてしばしの多幸感にひたることで、モヤモヤした気持ちもすっと収まり、再び仕事に向き合えます。

ちなみにダマンフレールは日本国内でも通販で購入することができ、大阪にはティーサロンが2店舗あります。パリの香りを嗅ぎたいときに、ぜひどうぞ。

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エディターMORITA

物心がついた時からパンツ派。今、一番興味があるのは、どうやったら居心地のよい部屋で暮らせるのか。美容、アート担当です。

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