SPUR本誌でも何度か紹介しているCFCL。ISSEY MIYAKE MENのデザイナーとして活躍してきた高橋悠介さんが、昨年スタートしたブランドです。持続可能な素材や、流通経路の透明性にこだわったCFCLはデビューしたばかりですが、コレクションの発表回数を重ねるごとに、ファンも急増中。編集部内はもちろん(私の周りでは特にワンピースが人気です)、撮影現場で会うスタイリストさんとも「CFCL、かわいいよね~~!」という話で盛り上がります。周囲のファンとその話をしているうちに、どんどん気になっていき、最終的にはその情熱に押されて購入したのがこのニットバッグでした。
まずときめいたのが、中に何も入っていない、ペタッと置いてある状態。何も入ってないのに、ただそこにあるだけで、すでに愛おしい! フワフワのカステラを彷彿とさせる、柔らかな黄色の編み地も胸キュンポイントです。真夏のシンプルな格好(夏は週5日で黒デニム白Tです……)のときに合わせると、良い感じの差し色になるのもうれしい。見ての通り、サイズはかなり小さめですが、侮ることなかれ! 財布、名刺入れ、コインケース……など必要最小限のアイテムはすっぽりおさまります。ブランドが誇る技術を駆使して編まれた3Dニットは、入れるアイテムのシルエットに合わせて、自在に収縮可能。財布の形がぼこっと浮き出ているのも、なんだか可愛く見えてきます(サイズ感も相まって、どことなく何かの生き物のように見えて、愛着が湧きます笑)。少しものを入れすぎてしまったときに、ハンドル部分がびよ~んと伸びている姿にも心癒されるんです。また、コンビニに出かける時にサッと持っていきやすいので、ほぼ毎日愛用中。そして、CFCLといえば“洗えるニット”という点。毎日出かける時に必ず使って、汚れたら自宅で洗い、また使う。クリーニングのケアがマストなアイテムを愛でるのも楽しいですが、日々の生活にスッと馴染んで、さりげなく活躍してくれているニットバッグもまた愛しい存在です。
ファッションとビューティ担当。K-POPを始めとする韓国カルチャーにお熱。茶碗蒸しと無花果の香りが好き。
実家で暮らす柴犬が親友です。