数年前「突然ですが眉メイクはお得意ですか?」と街頭アンケートを投げかけれたことがあります。急な問いかけに面食らってその場を逃げるように立ち去りましたが、時折あの質問にYESと答える人はいるのだろうかと考えを巡らせます。圧倒的多数の方がNOと答えるのではないかと推察するのは、自分自身が苦手だから。全体的に薄くてまばら、眉山がなく下がり気味。そんな自分の眉との付き合い方がわからず数十年。重たい前髪をつくって誤魔化したことは数十回。実は最近も「前髪が伸びて眉が目立つようになってきたからそろそろ……」と美容院の予約を取ろうとしていたのですが、寸前でやめました。というのも救世主となるアイテムと出合えたんです。
その名はNaming.タッチブロウメイカー。Naming.はシートマスクでおなじみの韓国スキンケアブランドabibが2019年にスタートさせたメイクアップコスメブランド。その人気アイテムである眉マスカラを使ってみたところ、たちまち夢中になってしまいました。魅力はまず、超不器用でも安心な使いやすさ。小さなブラシが眉毛を1本1本キャッチ&コーティングしてくれるので、毛を撫でるように滑らせるだけで、いきいきとしたワイドブロウに変身できます。ブラシの長さは1cmにも満たず、眉上やまぶたにマスカラがついてしまうといった”メイク下手あるある”な失敗もありません。さらに注目すべきはキープ力。厄介で強情な私の下がり眉もしっかり立ち上がり、その状態が夜にメイクを落とすまでしっかり持続していたんです。それでいて眉がカチコチと固まらないというのが最高!! と思わずその日のうちに別の色も買い足してしまったほどです。
今、愛用しているのはDEEPGRAYとDEEPBRWON。どちらも深みがありつつも決して重たく見えない色合いで、流行りのカラーマスカラやカラーライナーとも品よく馴染むところも愛すべきポイント。もう一度街頭アンケートを投げかけられることがあったら(あるわけないけど)、「眉メイク、得意です」と答えてしまうかもしれない。そんな自信をくれるマスカラです。
ワードローブの中心はデニムとメンズのシャツ。『スターウォーズ』シリーズに出てくるイウォークに似た犬と暮らしています。