子供時代を思い出す、キッチュなヘアゴムが気分です。

2000年代初頭、小学校高学年だった自分を振り返ると、友人とおそろいで買ったネオンカラーのヘアゴムをアクセサリー感覚で手首につけていたのを思い出します。当時の自分にはただの流行り物だったかもしれないけど、不思議と愛着があったアイテムでした。それから中学に進学して国語の授業で「キッチュ」という表現を知ったとき、妙に嬉しかった記憶があります。それまで言葉で認識できていなかった自分の好きなテイストを、言い当てる表現に出合えたことにテンションが上がったんです。


もう30代のいい大人ですが、今も変わらずキッチュなものが大好きです。そして、小学生ぶりに、あのヘアゴムを手に取るときがきました。Y2Kのムードがすっかり浸透し、バンスクリップの次に手を伸ばしたという次第です。真面目なシャツにスラックスを合わせた日でも、これで髪を結ぶだけで、抜け感を連れてきてくれるのがいい。大人が身につけると当たり前にアンバランスなのですが、そういう方が自分らしくて落ち着きます。人間何歳になっても変わらないもんですね。

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エディターTAKEUCHI

ハイウェストのボトムスと、美味しいビールに目がありません。
日々ぽっこりお腹と格闘する万年ダイエッターですが、腹筋より散歩で鍛えた脚力が自慢です。

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