「色好き」に刺さるKARHUのスニーカー

フラットシューズを愛するようになって幾星霜。歩きやすくてスタイリングのポイントになるスニーカーは特に好きで、様々なものを愛用しています。

「KARHU」というシューズブランドをご存じでしょうか。私が出会ったのは遅ればせながら数年前、スニーカーの特集をするためにリサーチをしていて……というのがきっかけです。KARHU(カルフ)は1916年、フィンランド・ヘルシンキで誕生したブランド。スキーの板や陸上競技の槍などを手がけ、その後ランニングスパイクの開発を始め、数々のオリンピック選手の足元を支えてきた、信頼の老舗です。

スニーカー素人の私、そのようなバックボーンはまったく知らずに靴に触れたのですが、「とにかく色使いがめちゃくちゃ可愛い!」。夢中になってしまいました。こちらは、今シーズンを象徴する「URSA PACK」から。実は、KARHUというのはフィンランド語で「熊」という意味で、ロゴにも熊が使われているのですが、URSA MAJOR(おおぐま座)とURSA MINOR(こぐま座)をイメージしたシリーズなのです。北の空に見える星座や、夜空からインスピレーションを得たカラーリングってロマンティック! と勝手に興奮しています。こちらは「URSA MAJOR」からの一足。

漆黒、スモーキーなブルー、グレー、そしてきらっと輝くイエローの「LEGACY」。一見シックなのに強い印象を残すカラーリングはさすがだなと思っています。今季の「URSA PACK」の別モデルもシックでとても素敵。

奥は現在大人気だという「FUSION 2.0」モデルの新作。ボリュームのあるソールが、シンプルなのにアクセントになってくれる。スタイリングに寄りそいながらもほどよいスパイスになるカラーリングもさすが。

手前は、このブランドのカラーリングの楽しさが詰まっているなと個人的には思っている「ARIA」。こちらはタンとアッパーが一体化したスリッポンタイプなので、ズボラ的にもうれしいところです。スポッとはけます!

決してビビッドなカラーではないのですが、確実にスタイリングに味を加えてくれる。「色」好きにとても刺さるスニーカーだなあと思っています。あと、歴代オリンピアンが愛用していたというだけあり、あたりまえですがめちゃくちゃ履き心地がいい。涼しくなってきた今日この頃、せっかくなら少し遠くまで歩こうかな……などという気持ちになる靴です。

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エディターOKUDA

ミニマリストに憧れながらも、己の物欲と食欲から逃れられません。好物は生ビールと生牡蠣と生肉、そして大きなイヤリング。

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