なんだかんだでエディのセリーヌの靴は間違いない

久々にトレンドにミニが復活! 小柄というのもあり、自分の体型を最もよく見せてくれるのが台形のミニスカートで、数多く所有していましたが、ここ数年、出番がありませんでした。今年は、クローゼットにしばらく眠っていた“マイ・ヴィンテージ“を引っ張り出すか?

旬のバランスを鑑みて、脚の露出は抑えたいな、と。そんなとき、編集部周辺で大人がロングブーツでカッコよくミニスカートを履いているのに出くわし、天啓を得ました。

そこから黒のロングブーツ探しの旅の始まり。

ステイホーム中にワードローブを整理していて、ロングブーツは本当に場所を食うってことに気づきました。ですので生半可なものは買いたくない。ストレッチや厚底など、エッジィなタイプも気分ですが、あっという間に流行が終わって箪笥の肥やしというのは避けたい。

そう、汎用性があって、形が綺麗な「ふつう」のが欲しい。ネットでチャチャッと検索したら見つかりそう。と思いきや、この「ふつう」が案外見つからない。さらに何でもないブーツが欲しいのに何でもいいわけじゃない、という自分の心の声、どうしたら。

そんなときに目に止まったのが、セリーヌのブーツ。パネル切り替えやストレートなシルエットでライディングブーツ的なノリはあるが、漆黒のステッチゆえトラッド感はさりげない。なかなかのお値段なので、うーむと思いましたが、取りあえず実物を見ようと(買い物はアナログ派)。

その日、数軒の店舗で黒いロングブーツを偵察しましたが、セリーヌのこの子はやっぱりオーラを放っていました。履いてみると、あえて足首で「くびれない」筒が媚びてなくて良い。ウェルトのステッチも気が利いているし、シャープなアーモンドトゥにまさに「エディ節」が宿っています。一見BCBGを体現するお品のいいデザインなのですが、無難なコンサバとは一線を画す。そんな「モー度」加減、なんだかんだで間違いのないエディ・スリマン様。彼のサンローラン時代のショートブーツを一足持っていますが、こちらも大切に履いていきたい一足なのです。

5cm弱のヒールも背が低い私にとってありがたい。スポッと脱ぎ履きもストレスなし。おろしてから2ヶ月ほど経ちましたが、革がしなやかになり、履き心地も気持ちいい。久々に思い切った買い物でしたが、まさにパーフェクトな子でした。

エディターNAMIKIプロフィール画像
エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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