京都で出合った、“魚座ブルー”なうつわ

インテリアに凝り出すと、花器やオブジェなどを買う時に、ついつい似たようなものを買ってしまうことに気づきます。私の場合は直感的にきれいな色使いに惹かれることが多いようで、いざ家に持ち帰って並べてみると「どうもカラフルすぎる……」と感じることも(それでも、好きなものが並んでいくのは純粋に幸せではあります)。部屋全体の調和も考えていかねば、と思うものの、先日京都に訪れた際に雑貨を販売しているKitで購入した、壺田和宏・亜矢さんによる高杯も、澄んだブルーでした。

宮崎の高千穂で作陶されているおふたりによる一品です。ラインナップされていた中心は、黒原の原土を粘土にし炭化させているといううつわ。黒や濃い茶、グレーなど土のニュアンスは、どれも違っていて表情豊か。ざらりとした質感にもとっても惹かれつつ、ぽつんと棚の端に鎮座していたこちらを最終的に購入しました。ブルーが混ざり合って、ちょっと水面や空など、自然のムードも感じます。2022年は魚座のブルーが象徴的なカラーということもあって随所で目にしているせいか、最近は特に青色にも惹かれがちかもしれません。ぽてっとした足も愛しいですね……。今はリングを入れて飾り棚に置いています。小さなお茶菓子を入れても可愛い。自宅は少しまたカラフルになりましたが、大満足です。

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エディターSAKURABA

好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。

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