2022.07.18

アーレムの眼鏡で新しい自分に出合う

マスク時代の個人的偏愛アイテムが、眼鏡です。数本所持しているものを、その日の気分によって使い分けるのがスタイリングの楽しみだったりします。しかし、つい手にとってしまうのは、太いリムが印象的な黒縁の眼鏡ばかり(こちらこちらなど)。そんな中、先日グローブスペックスにて、凝り固まった趣向を打破する素敵な一本と出合いました。

華奢なリムが特徴の、アーレムの眼鏡です。実を言うと、こちら記事を読んで、兼ねてからメタルフレームに憧れを抱いておりました。しかし、自分の顔にしっくりくるフォルムがなく、私はやはり黒縁だな、と思い込んでいたのです。そんな壁を乗り越えたのが、美しい曲線を描く一品。しなやかにカーブする有機的なラインは、顔の造形に自然と馴染みます。それでいて、端は少しシャープにカットされていたりと、モダンさも忘れないのが流石です。

黒縁眼鏡は、マスクをしていてもスタイリングを一気に小洒落たムードにする主張の強さが好みだったのですが、一方のこちらはさりげない主張。繊細なアウトラインは、どこか知的な雰囲気も演出してくれます。

赤みがかった配色やアール・ヌーヴォーを彷彿とさせる美しいテンプルに惚れ惚れ。
赤みがかった配色やアール・ヌーヴォーを彷彿とさせる美しいテンプルに惚れ惚れ。

顔まわりはやはり自然と目がいく部位なので、アイウェアを変えただけで印象はガラリと変わります。髪型を変えたような感覚で、新しいスタイリングのバランスを模索中なこの頃。身にまとうものをひとつ変えるだけで新しい自分に出合えることに、ファッションの無限の楽しみを噛み締めています。

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エディターSASAYAMA

周囲の人の着こなしが気になって仕方ない私服ウォッチャー。
街でも目を光らせています。ミニマルで、少しひねりのある服が好きです。

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