「HANRO(ハンロ)」といえば、ファッションプロお墨付きの「いいもの」。とある撮影現場で、SPURでもお馴染みのスタイリストさんの誕生日祝いに手渡したのは、「ハンロ」のランジェリーでした。つまり、センスの塊のような方にお贈りするギフトとしても、間違いないということ。
私にとって、「ハンロ」のキャミソールは、かしこまった時の強い味方。例えば先日、実に久しぶりに「ブラックタイ」のドレスコードのパーティに出席しました。100年ぶりくらいにマキシレングスのドレスを取り出した時、なんだか不安を覚えたんです。なぜって、やや気負いが必要な服ですもの。1年に一度着るか着ないかですから。
そんな時、「ハンロ」のキャミソールをうちがわに仕込むと、安心します。理由は単純で、着心地がいいのと、いざ見えてしまっても綺麗だから。
大袈裟でなく、裸でいるよりリラックスできるんじゃないか、と思うほど。シルクのように(実際はコットンです)、肌の上をどこまでもスルスル滑っていくようなしなやかさ。「縫い目がないって偉大だな」と感嘆するシームレス仕様。この感覚があれば、非日常のシチュエーションでも自分らしくいられます。
それに、このモダンな美しさ。コットンにはほのかな光沢感があります。私がフェチのように惚れ惚れするのは、どこまでも繊細な縁かがり。サテンのような艶の生地で華奢に仕上げたストラップとトリミング。レースやシルクを使わずとも、ここまで優雅なムードを醸し出せるとは。ほとんど表に出ない存在ではあるけれど、この「美」を仕込んでいるだけで、仕草や心持ちには影響してくる気がします。
本来は、日常を上質に彩る一品なんだと思います。でも、私はこんな着方をしています。
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ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。