冬休みに行きたい展覧会。【倉俣史朗のデザイン展】はグッズも胸ときめく!

SPUR編集部も冬休み突入。年末年始も仕事や帰省で忙しい方が多いと思いますが、1月の3連休も含めてお休み中に何しよう? と考えている方もいるのでは。そんなあなたにおすすめしたいのが「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」。1960年代以降に活躍し、世界的にも今なお高い評価を受けるデザイナー倉俣史朗。彼の創作人生を総覧する展覧会が、世田谷美術館で開催中です。

アクリルの中にバラの造花を閉じ込めた椅子「ミス・ブランチ」や有機的なフォルムを描く変形の家具など代表作が一堂に介するほか、今まで公開されてこなかったスケッチや夢日記も展示された大充実の展覧会。緑豊かな砧公園の一角、内井昭蔵のモダンな建築という世田谷美術館のロケーションでポエティックな作品の数々に触れると、日常の喧騒から離れ心弾む時間を過ごすことができます。

倉俣史朗のデザイン展、ビジュアル
代表作ミスブランチが目を引く展覧会ビジュアル。
倉俣史朗展、展示写真
最初の展示室。移り変わる公園の景色と共に作品を眺めているとあっという間に時間が流れます。

展示はもちろんですが、他にも見逃せないのがデザイン性の高いグッズの数々。以前も書いたようにミュージアムショップでは財布の紐がゆるみがちな私は、今回もしっかり散財してしまいました……。白昼夢を見ているような気持ちになるロマンティックな倉俣作品はグッズ化したらきっと素敵だろうと思っていましたがその通り。代表作を模ったステッカーやマグネット、ポストカード、ノートなど心くすぐられるものばかり。私は手に取りませんでした作品から着想を得た干菓子や飴を購入している方も多かったです。

そして図録も必ずチェックを! 「自分はアーティストではなくデザイナーだ」と語っていた倉俣氏は、思いや考えを形にすることを大事にしていたそう。彼が遺した珠玉の言葉の数々に没入することができる一冊は読みごたえ満点。まだ読み進めている途中ですが、どんな人にとっても“生きるヒント”が見つかる内容となっている気がします。

展覧会は世田谷美術館にて1月28日まで開催中(1月3日まではお正月休みなのでご注意ください)。その後は富山美術館や京都国立近代美術館へと巡回予定なので、ぜひお近くの美術館でご覧ください。

倉俣史朗のデザイン展の図録。
図録は3300円。ビビットなピンクの装丁が目印です。
倉俣史朗展のグッズ
他にはノートブック、ステッカーセット、マグネットをゲットしました。
倉俣史朗展のグッズ。ミス・ブランチのマグネット
アート展のマグネットをコレクションしているので、ミス・ブランチをゲットしました!
エディターHAプロフィール画像
エディターHA

ワードローブの中心はデニムとメンズのシャツ。『スターウォーズ』シリーズに出てくるイウォークに似た犬と暮らしています。

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