先日セリーヌの財布の記事を読んで、居ても立ってもいられなくなりました。私も2024年、新しい財布と一緒に最高のスタートを切りたいぞ！と感化され、その夜ひたすらググりまくり、過去のSPURを読み返し、この1年を振り返ってみると、今の自分にフィットするのはボッテガ・ヴェネタである、という結論に到達しました。
いつ見ても高揚するグリーンボックス
2023年の２月末、3年ぶりに参加したミラノ・ファッション・ウィークでは、敬愛するRMさんが来場したボッテガ・ヴェネタのショー取材で、もみくちゃにされながらも手応えを感じたこと、そしてショー自体も素晴らしく、既存のものと新作を５０／５０で組み合わせて提案する姿勢に共感したことが思い出されます。３月末には、来日したクリエイティブ・ディレクターのマチュー・ブレイジーにインタビューする機会をいただき、みっちりと１時間彼の哲学に触れ、さらに好感を抱きました。両親からしょっちゅう言われていたという「Look Twice」の教えは私自身の子育ての指針にもなっています。
2023年の思い出を胸に新年も羽ばたきたい！ そんな思いに駆られて翌日オープンと同時に表参道店のドアを叩き、ベテランのショップスタッフさんに「お財布を見せてください！」と鼻息荒くアピール。
SPURらしい”いちごミルク色”
ほぼほぼ買うことを決めていたのは、スモールイントレチャートの二つ折りファスナーウォレットです。インタビュー時に、マチュー・ブレイジーが履いていたのがイントレチャートのスリッパだったのですが、それがとても素敵だったので、同じピッチのものをチョイス。
さらに、来年の11月号でSPURは創刊から35周年を迎えます。私の中でSPURといえば、”いちごミルク色”！ 愛用しているエルメスの手帳も同じ色なのですが、バッグを開けるたびにきっとモチベーションが上がるはず。
実際に店頭で現物を手に取ると、予想以上に胸が高鳴りました。カラーバリエーション豊富で、アップルレッドやゴールド、ミントグリーンにグレーなど目移りしそうになったのですが、やっぱり、この色に惹かれました。
大きすぎず、小さすぎない最適サイズ
約6年間人生を共にした財布が二つ折りで、それが大変使いやすかった。ミニバッグにもギリ入るし、ポケットに入れても程よい存在感があり、出し入れしやすい。三つ折りに比べて幅を取らないところもお気に入り。
カードスロットは６つですが、別途カードケースも愛用しているので、必要最低限のものは十分収まります。
さらに、自分的なツボは、ファスナーの金具が湾曲しているところ！ 本当に些細なことですが、びっくりするくらい指にフィットしたんです。コインケースが外についているのも、地味に便利ですよね。
あと2日寝たら、お正月。このお財布を下ろすのが、待ち遠しい～～！
顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。
