スタイリストは多忙、多荷物、でもおしゃれ
スタイリストという職業は、ファッション業界で最もハードな職業のひとつではないかと思います。華やかなイメージの裏で、重い荷物を次々運ぶというフィジカルな負担の上に、頭では常にマルチタスクを処理。それなのにいつもおしゃれに洗練された佇まいを求められる。お会いするたびに頭が下がるなぁと思います。そんなスタイリストがどんな仕事かはこのYouTubeのリンクからご覧いただくとして、今日はそんな「多忙多荷物でもおしゃれ」なスタイリストがどんなバッグを愛用しているかに迫ります。
タクシーで直撃！スタイリスト愛用バッグ
先日スタイリスト小笠原夏未さんと展示会の間にタクシーに乗っていたときのこと、彼女の膝の上にどしんと鎮座する大きなバッグに目がいきました。「どこのですか？」と食い気味に聞いたところ、「SAGAN Vienna(サガン・ヴィエンナ)です」とのこと。日本人とクロアチア人のデザイナーが手掛ける今話題のウィーン拠点ブランドです。このバッグ、見れば見るほど、優秀なんです。素材は日本のリサイクルナイロンを使用した日本製。ものすごく軽量ですが、この高級感あるベージュのおかげでナイロンとは思えない洗練された表情を醸し出します。
とにかく大荷物なんです
みなさん青山や下北沢で、おしゃれな人がブルーにイエローロゴの某インテリアショップのバッグを持って急ぎ足で歩いているのを見たことありませんか？それはたぶん高確率でスタイリストさん。撮影のための服をプレスルームからピックアップして次の現場に移動することが日課であるため、とにかくスタイリストさんは荷物が多くなりがちなんです。「このバッグは本当にたくさん入ります。ショールームからお借りした撮影用サンプルは２～３着くらいなら余裕で収まります」と小笠原さん。今日は仕事のあと小旅行に行くらしく、ipadやノートといったいつもの仕事道具のほかに1泊2日の服、スキンケア化粧品、化粧ポーチなども入れているそうです。
内ポケットに細かなものを
ジップ付きの内ポケットには名刺入れや定期入れなど細かなものを収納できます。
ハンドルがきっちりロックするから防犯も完璧
これだけ開口部が大きいとガバッと口が開いて荷物が出てきてしまう心配もありますよね。このバッグのすごいところはこの手作業で編まれたハンドル部分を対面側のハンドルにかけることできっちり口が閉まり、ロックされるということなんです。だから防犯対策になりますし、何より肩にかけたときに荷物がしっかり安定します。
決定します。これが2024年の「スタイリストバッグ」です
この日の小笠原さんをスナップさせてもらいました。見てくださいこの大きさ。小柄な小笠原さんの上半身を上回るサイズですが、超軽量ナイロンのおかげでびっくりするくらい軽いんです。そして丈夫なつくりなのでたくさん入れてもOK。このベージュがなんとも上品な色合いで「私も同じものが欲しい！」と思ったのですが残念ながらこれは前のシーズンのカラーで今は展開していない様子。ただウェブサイトを見ると、ブラウンや黒もモダンで素敵でした。オンラインから購入可能です。気になるお値段¥78,720です。
小さいバッグでかわいいものを持っている人はたくさん見かけますが、ビッグサイズで素敵と思えるデザインのバッグって実はなかなかないんですよね。これは見た目もモダンでさらに実用面でもしっかりマルチタスクをこなす、まるで出来るスタイリストさんみたいなバッグです。タクシーを降りてスナップさせてもらうと、忙しい小笠原さんは颯爽と次の現場に向かって去っていったのでした。
