ついに手に入れた「サンデースリッパ」 サンデースリッパ¥187,000 約1年間、欲しい、欲しい、と思っていた一足をついに手に入れました。きっかけは、ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクターであるマチュー・ブレイジーにインタビューしたこと。佇まいも語ることも、等身大でありながら知的なセンスにあふれていて、大ファンになりました。そのとき彼が履いていた黒いイントレチャートのスリッポンが素敵な印象を後押しし、ずっと憧れていたのです。 お店で買う醍醐味を味わえるミラノの新ショップ そして、今年の2月にミラノ取材に行った際、ちょうどランドマークでもあるアーケード街“ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世”の中に新店がオープンしていたんですね。 イタリア産のウォルナット材の階段と、美しい緑色のヴェルデ・サン・ドニ大理石 小さなスペースではありますが、1階と2階にわかれており、それらをつなぐ螺旋階段がとても美しい。惚れ惚れしていると、ショップの方から「この店はマチューが自宅にゲストを招き入れたような親密さをコンセプトにしているんですよ」と教えてもらいました。 イタリアの伝統とモダニズムの感性、マチューの美学が融合したインテリア 確かに、なんだか居心地がいいなと回遊していたら、憧れの一足、その名も「サンデースリッパ」が棚に並んでいるのを発見! お店の世界観に酔いしれ、高揚している私は試着してみることにしました。 足を入れた瞬間……極楽が足元から全身に広がっていったんです!!!!! 普段の延長できちんと感を演出する奇跡の一足 想像の100倍の気持ちよさでして、顎がはずれるかと思うくらい驚きました。革靴にありがちな最初の硬さは一切なく、やさしく、やさ~しく足を包み込むおおらかさ。パデッドスムースラムスキンの実力を思い知りました。 記念試着のつもりが、気づいたらレジに……。為替の関係で正直日本で買ってもそんなに違いがないのでは、という金額でしたが、ガレリアのマチューの別邸で買ったようなものだ!とモードな妄想ストーリーを都合よく考え、勢いで購入! 私は350日くらい、スリッポンタイプのスニーカーを愛用していたのですが、立場上、もう少しきれいめに見えたほうがいいシーンが増えてきました。急にヒールは履けないけれど、これなら、普段の延長線上でちゃんとした感じが演出できます。そして、きれいにみえながらも、めちゃくちゃ履き心地最高。 これからの365日はこの極楽シューズと過ごしたい! New&Now 【ボッテガ・ヴェネタ】を率いる、マチュー・ブレイジーに東京で独占インタビュー! - New&Now - ファッション | SPUR スモールグッドシングス 【ボッテガ・ヴェネタ】で理想のローファーを見つけるまでの奮闘記 - スモールグッドシングス - ファッション | SPUR エディターKINUGASA 顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。 記事一覧を見る