【リブレ】ニットを家で洗いたい派は洗剤に凝ると良き

ある日、親しいエディターやスタイリストと「ニットを洗うか」という話題で盛り上がりました。冬、寒いから毎日のように着るわけですが、室内はあったかかったりして意外と汗をかく。当然、汚れが気になる。でも毎度クリーニングに出していたらお金がかかるよね、と。
ちなみに、ドライ表示のニットでも家で水洗いしちまう派が多いと判明(私は襟ぐりや袖、脇の下などを水洗い&何度も着た後クリーニングに出す派)。そのときみんながオオ〜となったのは、スタイリストが披露した「目の詰まった洗濯ネットに入れて、手洗いモードで洗濯機を回す」という大胆なテク。

お値段高めでもコスパがいい

リブレ LIVRER
三宿店で¥3,300で購入。スタッフの方に「スクワラン配合で仕上がりがしっとりしますよ」とオススメされました

で、肝心なのは洗剤です。一番のオススメはリブレ(LIVRER)「洗濯用洗剤/シルク&ウール繊維用」だとか。
リブレ! 洗濯ブラザーズが手掛けるクリーニング店は、確かな知見と腕前でファッションプロの間でも評判(詳しくはこちらこちらをご覧ください)。三宿の店舗の近所に住んでいるということもあり、私もやれ汚れがついた、やれデリケートな服をうまく洗って欲しいとよく持ち込んでいます。接客も素晴らしく、いつも用件が済んだ後「洗濯でお困りのことはないですか?」と聞いてくださるんです。そこでいつもちょっとした洗いのコツや繊維に関する知識などを授けてくれる。時には、「そこまでお客さんに教えちゃったら、ご自分の商売に差し障りがあるのでは?」というくらいです。
クリーニング店の既成概念を覆すスタイリッシュな店舗には、用途別のこれまたおしゃれな洗剤がずらりと並んでいます。正直なところ、手に取ったことはあるものの、洗剤にしてはちょっと高いなと棚に戻していました(笑)。先ほどのスタイリストに思わずこぼすと、「確かに高価だけど、何度もクリーニングに出すことを考えたらお買い得だよね」と。

薄汚れが落ち、質感もキープ!

LIVRER リブレ
手洗いはできない表示ですが、長年着込んだ経験から自己判断で水洗いしちゃいました
LIVRER リブレリブレ
こちらは「手洗い可」表示のUNIQLO:Cのカシミヤカーディガン。ふっくらとした弾力が特徴ですが、ちゃんとキープできていました

洗濯機に放り込む勇気がまだない私は手洗いで(洗濯ブラザーズのチュートリアル動画はこちら)。まずはお試しということで、手洗い可なカシミヤカーディガンと、手洗い不可表示だけど10年以上日常的に着込んで万が一何かあっても悔いのないニットを。ボウルの中にぬるま湯を入れ洗剤を溶かした時点で、いつもと手触りが違う。水あたりが柔らかというか、潤う感じ。そこに思い切ってニットをザブンといきました。少しだけつけ置きして優しく手洗いし水切り、できるだけ平らに干して乾いたのがこちら。洗うと毛並みがパサ〜ッと変化してしまうのが悩みでしたが、洗剤にスクワラン配合なだけに、しっとりつややか。ピンクの方は色がクリアになり見た目もスッキリ。この仕上がりにはビックリしました! まだまだニットに手が伸びる日々が続きますが、お手入れのモチベーションもアップです。