【パタゴニア】のキャリーケースは2輪でも満足度最高!

いまや世界中どこを見渡しても「1人1キャリーケース」の時代。百花繚乱極まるキャリーケース市場で「マイベスト」を選ぶのは至難の業ですが、「2輪か、4輪か」という話になるとそれはもう、圧倒的に4輪モデルが主流となっているわけです。しかし先日のイタリア出張を終えた今、僕は声を大にして「2輪の逆襲」を宣言したいと思います。

僕のキャリーケースの話

パタゴニアのキャリーケースのサイドからの画像

僕が愛用しているのは、パタゴニアの【ブラックホール・ウィールド・ダッフル 40L】(以下ブラックホール)。ダッフルバッグからトートまで幅広く揃う「ブラックホール・コレクション」はいくつか所有していますが、これは2年ほど前に、それまでのテカテカした素材からマットなリサイクルナイロンに仕様変更したのを機に購入しました。機内持ち込みOKで、ちょっとした国内旅行はこれで十分。海外出張の際は万一のロストバゲージに備えて、PCやガジェットに加えて1日分の着替えを収納して機内に持ち込んでいます。開口部の広いメインコンパートメント、外側にはジップポケット、フタの内側には小物の収納に便利なメッシュポケットがつきます。

小回りは効かないが悪路には強い

パタゴニアのキャリーケースの画像

見るからに丈夫そうなホイールがついてます。

4輪キャリーケースがこれほどまでに幅を利かせている最大の理由、それは圧倒的な「取り回しのよさ」。体のすぐそばで360度向きを変えられるし、歩きながら持ち上げることも簡単。対して2輪の場合は、常にケースが自分の背後の少し離れたところにあるので、向きを変える際は車の運転で言うところの「巻き込み確認」をしなければならない。持ち上げる際も、一旦体のそばに持ってくるという余分なアクションが必要でそのぶん時間がかかる。空港はまだいいとして、東京の混んでいる電車のホームなどでは、すごく周りに気を使います。


そのかわり! 2輪はその構造ゆえ、ホイール径を大きく頑丈にすることができる。ブラックホールのホイールは滑りもすごくいいので、ちょっとした段差なんか余裕で乗り越え、ミラノやフィレンツェの石畳だってガンガン進める。なんなら小走りだってできちゃうし、逆に柔らかい芝生の上でも不自由はありません。シティ派の4輪キャリーケースだと、段差を越えるたびに持ち上げる必要がありますよね。車の場合は2輪より4輪駆動のほうが悪路に強いとされていますが、キャリーケースの場合は逆、というわけです。

ホテルでは収納として活躍

パタゴニアのキャリーケースをホテルで使っている画像

ブラックホールがその優位性を発揮するのは、悪路の移動時だけではありません。日本の狭いビジネスホテルなんかだと、4輪のキャリーケースを開いた状態のまま置いておくスペースがなく、中身を取り出すたびに開け閉めしなきゃいけないのがすごく面倒くさい。全開にできればまだマシだけど、中途半端にしか開けられずに中身がぐちゃぐちゃになってしまった経験がある人、いるんじゃないでしょうか。その点ブラックホールなら、平置きにしてその都度フタを開け閉めすればいいだけなので、ホテルに大きな引き出しがあるような感覚で使えるのです。

パタゴニアという満足感

パタゴニアのキャリーケースをカスタマイズしている画像

サイドループとカラビナを使ってカスタマイズも可能です。

最後にもうひとつ。キャリーケースは大事な旅のツールとはいえ、実際旅行している間に汚れちゃったなとか、傷がついちゃったな、とか気にしたくないんですよね。このブラックホールだって空港のベンチに座っている時に、オットマン代わりに足置きにするくらい雑に使っています。それでも特に気にならないのは、「パタゴニア」だから。どれだけ汚れていても傷がついていても、「パタゴニアなんだから、別に構わないでしょ」と思っている自分がいて、すごくラクなんです。

2輪の使いづらさは確かにあるけれど、それを補ってあまりある満足感が、ブラックホールにはあると断言できるのです。

パタゴニアのキャリーケースとリモワの画像

海外出張にはリモワのスーツーケース"Classic"とセットで。

今回紹介した商品はこちら!
ブラックホール・ウィールド・ダッフル 40L

商品名

ブラックホール・ウィールド・ダッフル 40L

ブランド

パタゴニア

サイズ

縦55x横37x高さ28cm

カラー

ブラック

価格

¥50,600

耐久性抜群の頼れる機内持ち込みバッグ。保管する時は内側のフレームを折りたたんでコンパクトにできる。

エディターIKEDAプロフィール画像
エディターIKEDA

「12年ぶり2回目」の甲子園…じゃなくてSPUR。休日はできるだけ東京から離れたい。全力でくだらないことを楽しめる、電気グルーヴみたいなおじさんが理想です。

記事一覧を見る

FEATURE
HELLO...!