ジル サンダーの香水に6つのラインナップが仲間入り
2025年に誕生したジル サンダーの初のプレステージ フレグランスコレクション「オルファクトー シリーズ 1」にこの秋、6つの香りが新登場。ソルト、リリー、セサミ、マホガニー、バニラと合わせて発表されたのが、私が手にしたシソ。“早朝の散歩で出合う情景”に着想を得た、ウッディグリーンの香りです。
“シソだけどシソじゃない”、奥行きのある香り
こちらのオードパルファム、主要な香料として挙げられているのはキーライム、ジュニパーベリー、サンダルウッド……と実は“シソ”と名付けながらもシソの精油は使われていないんです! あくまでシソというワードから連想される植物の青々しさや、朝の空気の透明感を表現しているのです。きりっとほろ苦いトップノートの後には、瑞々しいグリーンを連想させる香りが引き立ち、徐々にサンダルウッドの落ち着きあるムードへと変わっていく。“シソの香り”というよりも“シソ的な香り”であって、個人的には想像していたよりもグリーンのニュアンスは柔らかく感じる。基本的に清涼感のある香りが好きだけど石けんでは爽やかすぎるし、もう少しだけ個性が欲しい。そんな私にとっては理想的なバランスの1本でした!
軽すぎず重すぎないので季節を問わず使えて、幅広い着こなしにフィットする。例えばムスクのような濃厚さや、フラワーやバニラの甘い香りが好きな方には物足りないと思いますが、万人に嫌われないけど無難にならない、“とりあえず”で手に取ることができる絶妙な香りなのではないかと思っています。
有機的なボトルも、しみじみと良い
プレゼントをしてもらってミニチュアコレクションは手にしたことがあったのですが100mlタイプを使うのは初めて。実際に使い始めてみると、このボトルもまたやはり名品でした。デザインスタジオ、フォルマファンタズマと開発されボトルは、ジル サンダーのミニマルな美学を体現するもの。彫刻のような有機的なフォルムは、朝に手にするたびに「良いプロダクトだな」としみじみ思います。
この素敵な香りと出合ったのは、SPUR12月号「ベストフレグランスアワード」の試香会でした。発売中の本誌では、60人が選んだ2026年を代表する香りを発表しています。個性豊かな審査員のコメントとともに、名作香水の数々をご紹介している充実の特集もぜひご覧ください。
商品名
:
ジル サンダー シソ オードパルファム
ブランド
:
ジル サンダー
価格
:
¥43,780


