2025.05.03

ソウルの作家さんの【豆本】、タイトルは『夢のような職場』

気になる言葉に惹かれて……

キム・ドゥマン『夢のような職場』
横5cm×縦6cm 12000ウォン

SPUR6月号は大ボリュームの95ページ、ソウル特集! 私も出張に行ってきたのですが、隙間の自由時間で訪れたONE MORE BAGで、小さいマスコットを爆買いしてきました。その中のひとつがこちら。仕事の出張で訪れた旅先で『夢のような職場』を見つけるなんて、示唆的……と、思わず手に取りました。

キーホルダータイプで持ち歩ける

「夢のような職場」中身

箱を開けてみると、昔懐かしい豆本キーホルダー! 小学校の頃、クラスに何人かはこのサイズのクイズブックやミニ辞典をつけていた記憶が蘇りました。

こちらは韓国の作家キム・ドゥマンさんのグッズ。ユルくかわいい幅広なくまさんのイラストを中心に、ステッカーやメモ帳などを展開しています(私が好きなのはイカゲームのイラストを描いていたもの)。キムさんは日本語を勉強されているようで、この本はハングルと日本語版、2タイプ販売されていました。

「夢のような職場」中身

全体を通して、左ページで部下が(少し怒られそうな)リクエストをするのですが、右ページで上司がそれを超える優しさを見せてくる、ギャグ漫画構成。たとえば部下からの「社長 今週末は月曜日までお休みして良いですか」という問いに対して「4連休にしましょう」という最高の返答! 他のページでも、絶妙にダメだろうな〜……という要望に笑顔で(時には装いまでも変えて)登場する社長から目が離せません。他のページのシュールなやり取りもぜひ堪能していただきたい!

冒頭のキムさんの自己紹介ページには「自分のギャグが一番面白いと思います」という、ゆるいイラストとは対照的な強気な発言が! たしかに、このくまさん達が不思議な会話を繰り広げている様子には、「もっと見たい……」と思わせる中毒性があります。

私は会社に行く用のバッグに付けて、時々眺めています。仕事に疲れた帰り道にパラリと開いて、「夢のような職場」へ想いを馳せるのです。

エディターKAGOHARAプロフィール画像
エディターKAGOHARA

メンズ誌から異動してきたのですべてが新鮮な毎日!お笑いとぬいぐるみとドラァグクイーンが好きです。「なにそれ!」とツッコまれそうな服に目がありません。野菜が苦手です。

記事一覧を見る