ギフトにもいい、バンコク発【Copenn.】のユニークな香り

ただいま、タイに来ております。最後に訪れてから、はや数年ぶりのバンコク。街は地元の人と観光客で大賑わい、早速圧倒されました。タクシーが盛んに往来する中、バイクがその間隙を縫って器用に進む光景も久しぶりです。移動は主に東南アジアでは必須のGrabと2020年から上陸したというBoltをチェックして、安い方&早く来る方をチョイス。物価はやはり、以前に比べてやや上がっている体感ですが、それでもストリートフードはリーズナブルです。すでにプライベートで再訪したいモチベーションが増すばかり!

実は2023年2月号「進化するタイカルチャーが面白い! 今こそ、バンコク・シティガイド」を担当したこともあり、現在のタイシーンに興味津々。誌面で紹介した中から気になっていたボディケアブランド、Copenn.のケアアイテムも実際に試してみたく、ゲットしました。

Copenn.のPERFUME HAND CREAM
PERFUME HAND CREAMの価格は฿450。日本円にすると1851円です(7月3日現在)

モノトーンと無彩色を基調とした、モダンで硬質なデザイン。旗艦店も土や金属、ウッド素材を採用しており、その一貫した世界観はInstagramからも一目瞭然。自然をテーマに練り込んだストーリーテリングなコンセプトが魅力的でした。ラインナップは、ボディクリームやハンド&ボディウォッシュ、天然原料のみを使用したお香、キャンドルなど。いざ勇んで実物を香ってみると、全体的にちょっと重ためのニュアンスをベースに、独特なスモーキーさと湿度を感じました。ウェブサイトで調べた創設者の記事を読むと、調香の原則に必ずしも則らない、独自のブレンドをしているそう。詳細が気になって仕方ありません。

そして私はこちらのオブジェティックなハンドクリームを購入。ラバー製の丸いキャップがアイコニックです。通常のキャップも付属するので、付け替えることもできるあたり、使い勝手もきちんと考えられています。

Copenn.のPERFUME HAND CREAM
パッケージには段ボールのような厚紙の素材を採用

展開のある4種類から私が気に入ったのは「BURNING CABINET」。天然のエッセンシャル オイルを濃厚に配合。沈香、シダーウッド、タバコ、ベチバー、プチグレインなどをミックスし、スモーキーで印象的な香りに。爽やかな花も香るという「THE FOG HOUSE」や火山をイメージした「LAST VOLCANO」、神秘的な印象の「FALSE AWAKENINGS」など、ネーミングからしてどれも興味をそそりますよね。お土産にもぴったり。

Copenn.の販売スペース
Club 21の地下に異質な什器が出現。おそらくバンコクでフィジカルで購入できるのは、フラッグシップショップとこちらのみの模様

先ほど旗艦店に言及したものの、実は営業時間に間に合わず、行けずじまい(そして月・火の定休に突入……)。LINEの公式メッセージから取扱店がほかにないか聞いたところ、Gaysorn Village(ゲイソンヴィレッジ)のClub 21に置いてあるということで、こちらに訪れてみたのでした。明るい店内に突然漆黒の什器と、それを侵食する楕円型があらわれて、さすがここにも一貫する世界観が体現されています。次の機会こそ、ショップにも伺ってみたい!

そしてどれもまだ実物に遭遇できたことがないのですが、AdorecscentSedar.Wなど、調べると所々気になる香りのブランドが……。ソウル発のモダン・フレグランスの波は周知のところですが、バンコクでも掘りがいがありそう、と思っています。あわせて訪れるときは、ファッション界のタイマスター、マスイユウさんの大充実コラムもぜひご一読を!

エディターSAKURABAプロフィール画像
エディターSAKURABA

好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。

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