皮膚が弱いからか、ほぼ一年を通じて唇が乾燥しています。乾燥が厳しい冬はもちろん、比較的湿度が高い夏場も……。また、少し荒れると、ペリペリと皮を剥いてしまう癖があるのも原因。さまざまなリップを試し、最初は潤うものの、しばらく経つとまた乾くというのを繰り返しており、半ば諦め状態。唇の荒れが目立たないように、色の濃い口紅を塗って誤魔化すこともあるくらいお手上げ状態でした。
そんな時に国内外のコスメティックスに詳しいビューティライターの森山和子さんが教えてくれたのがSIDMOOLの「JOJOBA(ホホバ)リップエッセンス」! 韓国のビューティアイテムを紹介するバラエティ番組「Get it beauty」でも紹介されたリップオイルです。
こちらが直径12センチほどのブラウンのチューブに入った「JOJOBA リップオイル エッセンス」(Qoo10や新大久保の「イロハニ」では¥600前後で販売、韓国では3800ウォンで販売中)。見た目は極めてシンプルで、変哲のないデザインです。通常のリップクリームよりも少し大きいので、たっぷり使えます。
チューブを出すと、これまた割と一般的なリップクリームと同じくらいの柔らかさのクリームが。ヴァセリンのテクスチャーに似ています。「ここまでは割と普通だけど、これ本当によいの……?」と思いながら、唇に塗った瞬間、驚きました。スッと唇に伸ばした瞬間、ひび割れ、カサカサしている皮膚にじわ〜んと染み込んでいくんです。唇の熱で溶けたクリームが柔らかくなり、少しオイル状になっているんです。
唇に数回馴染ませるだけで、潤いがプラスされ、さらに薄膜のラップで表面を保護しているような感覚。つけ心地は抜群に良い……。つけた1〜2時間後には乾燥し始める私の唇ですが、朝に塗って、夕方までその潤いはキープ。リップを何度も塗り直さなくても、保湿されていました。リップエッセンスという名前ですが、乾燥が気になる目尻や、爪の甘皮部分にも使うことも。これ一本のみを使用するときもありますし、手持ちの口紅に少し混ぜて塗ることも。ひと手間加えるだけで、唇のひび割れを防ぎ、口紅の色持ちも長続き。ふんわりと優しいオレンジの香りもうれしいポイント。
主な成分はホホバオイル、ローヤルゼリーエキス、オレンジ皮オイル。エコフレンドリーで、動物実験反対、自然由来の植物の成分を採用するなど、韓国を代表するサステイナブルなブランドの「SIDMOOL(シドムル)」。このリップエッセンス以外にも、スキンケア製品も充実しているので挑戦したいです。