この週末、花見客で賑わう上野へ、特別展「中尊寺金色堂」を見に行ってきました。岩手の平泉にある中尊寺金色堂の建立900年を記念して開催されたこの展示。
実は今年の2月に東北へ行った際、この金色堂にも足を運んだのですが、一部の仏像(メインどころ)がこの展示のために出払っており、勢ぞろいで見ることができなかったんです! せっかく岩手まで行ったのに……という、あのときの雪辱を晴らすべく国立博物館へ。
今回の展示では、中央に鎮座している1セットがそろっているほか、金色堂を映像で再現しています。約7m幅の画面に原寸大で再現された金色堂は、超高精細8KCGで細部まで写っており、まるで自分がお堂に入り込んだかのよう。この迫力は、会場でしか味わえないはず!
お迎えしたのは地蔵菩薩のアクスタ
特別展ということで限定グッズも数多く展開されていました。展示会場で人気だった「邪気ぬいぐるみ」はもちろん購入したのですが、今回私が推したいのがアクスタ! 阿弥陀如来や金色堂そのものなど全4種類ある中で、6体の地蔵菩薩が並ぶこちらをゲットしました。
この地蔵菩薩立像は、阿弥陀三尊の両脇に3体ずつ安置されている6体セット。生死を行き来する六道輪廻からの救済を願う、当時の往生思想を体現したものと考えられています。頬がやや引き締まっていることから、阿弥陀三尊像よりも後の時代に造られたものと推測されているのだとか。
6体並ぶと迫力が増す!
華々しい阿弥陀如来などに比べるとややシンプルで、メインビジュアルにも入っていない地蔵菩薩。特に強い思い入れがあったわけではないのですが、今回一番ときめいたのがこちらでした。
今回の展示では、ガラスケースに収められたこの6体を360度全方位から初めてしっかりと見ることができたのですが、一体ずつ、顔が絶妙に違うんです! 基本のフォーマットのスタイルは同じなのですが、少しずつ違いが出てくるのが仏像のいいところ。いつもはお堂の中にいるので、こんなに近くで見られる機会はそうそうないはず。
見守られると仕事も捗る!気がする?
ということでさっそくデスクに置いてみました! サイズはかなり控えめで横の長さが10センチ程度。高さも低いのでオフィスのデスクに置いても場所をとりません。
神々しい6人が、デスクワークをする私を見守ります。なんだかパワーをもらえて、入稿が捗るような気がしたり、しなかったり(思い込みが大事)。手軽に持ち運べるアクスタ仏像、これからますます人気に火がつく予感がします!
展示は4月14日(日)まで。平泉に帰ったら、あんなに近くで見られる機会はないかもしれません。さりげなくデスクを彩ってくれるアクスタも、あわせてゲットしてみてください!