映画『JUNK WORLD』(堀貴秀監督)が公開中です。みなさんはもうご覧になったでしょうか? 前作『JUNK HEAD』は? まだの方がいらっしゃるなら、それはうらやましい! あの圧倒的な世界に没入する体験を、愛すべきキャラクターたちとの出会いを、ちょっとオゲレツなゴニョゴニョ語を、エンドロールの驚愕を、これから存分に浴びることができるというわけですね!
そして、『JUNK ~』シリーズのつくり手の方々、ファンの方々にはおめでとうございます。2作目もスゴかったですね! 私もまんまとハマり、キャラクターグッズの祭壇ができてしまいました。上映館では聖典とも言える約150ページの自主制作パンフレットに、”子ロビン”のマグカップとキーホルダー、そしてボリス雑貨店の「JUNK WORLD展」に赴き、ヒグチユウコさんのコラボアイテムも……。この物欲の勢い、まだまだ止まる気配がありません。
祝・映画『JUNK WORLD』公開! 前代未聞のストップモーションアニメーション

我が家に現れた、映画『JUNK WORLD』グッズの祭壇。
『JUNK WORLD』『JUNK HEAD』は、堀貴秀監督のストップモーションアニメーションによるSF映画シリーズで、全3部作として構想されています。第1作『JUNK HEAD』は2021年に公開。堀監督が内装業の傍ら自主制作の形でコツコツとつくりあげ、7年の歳月をかけて長編映画として完成させたそう。現在はNETFLIXを始めとする各サービスで配信中です。(私は初めて見たとき、エンドクレジットの”スタッフの人数”に衝撃を受けました!)
「ボリス雑貨店」にて、JUNK WORLD展開催中!

神宮前にあるボリス雑貨店店頭。ヒグチユウコさんファン、堀貴秀監督ファンが集い、静かな熱気が。
その壮大な世界観と唯一無二のビジュアルは世界的にも評価されました。『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督、アーティストのヒグチユウコさんもその一人。特に、ヒグチさんは第1作を見てその世界観に惚れ込み、続編製作への支援も申し出たといいます。
そうした熱のこもった関係性から生まれたのが、ヒグチさんのアーティストショップ、ボリス雑貨店で8月19日まで開催中の「JUNK WORLD展」! 店頭ではスパイクにまたがったギュスターブくんたちがお出迎え。ポスターにはあの、時を超えて小憎らしいアイツの姿も……ぎゃーかわいい!
場内の様子は行ってみてのお楽しみ♡ ですが、劇中に登場するキャラクターたちをヒグチさんの絵で書き下ろしたオリジナルコラボレーションアイテムがわんさか。そして2作品に登場するセットとコマ撮りに使用されたキャラクターフィギュアたちが、どどんと大盤振舞いで展示されており、トロちゃんのように垂涎しました! (以降の文章に、映画に登場する用語が出てきます。ご注意ください)
ヒグチユウコさんのクリエイター魂にも火をつけた、唯一無二の世界観

ボリス雑貨店で購入した「サーモボトル JUNK WORLD」¥6,600。ネットでも入手できます。
大興奮のなか、私がまず購入したのは「サーモボトル JUNK WORLD」。この絵を一つとってもヒグチユウコワールドとJUNK WORLDの親和性が見て取れるのではないでしょうか。ステンレスのボトルデザインも映画のテイストと合っている、ほんと、クノコのように失くさないようにして、大切に使いますね……。
映画やセットをご覧になれば分かるとおり、過剰ともいえる労力と時間とこだわりの詰まった作品です。『JUNK WORLD』の制作はクラウドファンディングによって支えられ、第3作『JUNK END』もまた、『JUNK WORLD』のフィギュアオークションでの売り上げを制作費に充てるとのこと。JUNK WORLD展にも手作りの制作費募金箱が置かれており、胸が熱くなりました。
トリロジー最終作の完成は数年先。映画館でも応援したい!

劇場で購入したオリジナルグッズはこちら。奥から「パンフレット」¥2,500、マグカップ¥2,000、ラバーチャーム¥900。
そして公開中の映画『JUNK WORLD』、ぜひ劇場へ足を運ぶことをおすすめします。第1作を超えるスケールの大きさとバカバカしさ!(褒めてます) 日本語版と字幕版(ゴニョゴニョ版)がありますが、私はゴニョゴニョ版が実にくだらなくて大好きでした(褒めてます)。千年の時をかけるストーリーは仕掛けと謎に満ち、キャラクターたちにも感情移入してしまう。まあまあグロくてギークだけど、底の方になんだか不思議な愛があるのです。上映館で手に入るオリジナルのグッズもみんな可愛かった! さらに私は、公式オリジナルグッズストア「ヤミケンストア」でも、3バカちゃんラバーキーホルダーを注文中なのです……。こんなにグッズにハマったのは久しぶりで、沼落ちの快感を味わっております。
というわけで、ペッコリーナもポッコリーノもぜひ! 『JUNK』沼へ! そしてご一緒に、第3作にして完結編『JUNK END』の完成を応援しようではありませんか! ピロピロピロ~。