伝説が蘇る!【oasis(オアシス)】のウェンブリー公演で歴史的瞬間を目撃

周囲から「そんなに好きだったの!?」と驚かれ、「うん、まぁ……」とそうでもなさそうな回答をして困惑されていたのですが、オアシスの再結成ライブを見るため、はるばるロンドンまで飛んできました!

手始めにソーホーのポップアップへ

オアシスのポップアップストアのスウェット

店頭にはなぜかXLサイズのみしかありませんでした。かなりオーバーサイズですが、アウター代わりに着るにはぴったりでした! £70

ライブ当日は、昨年六本木ミュージアムでやっていた「リヴ・フォーエヴァー: Oasis 30周年特別展」でゲットしたTシャツを一応着て行ったのですが、せっかくならライブグッズが欲しいと思い、ソーホーにある期間限定ショップへ。

ふらっと訪れると、すでに大行列が! 回転率がよかったので、40分ほど並んで入店。グッズのラインナップは主にTシャツが多く、他にはレコード(今回の「live ’25」版限定色になっているもの)、ポスターなど。私はレコードと、アディダス オリジナルスとのコラボのスウェットを購入しました! トレフォイルロゴとオアシスワッペンがフロントについており、アームには3本線。アディダスコラボのグッズはかなり充実していて、街中でも着ている人を多く見かけました。

スタジアムでは鬼セキュリティが待ち受ける

ウェンブリースタジアム入口

スタジアムへの電車に乗り換えると、車内はグッズをまとったファン達でぎゅうぎゅうに! 隣の車両からは勝手に歌い始める声も聞こえ、彼らのお膝元であるロンドンでのライブの熱気を感じます。

駅からスタジアムへの道中には、左右にマーチショップがずらり。ここでは「2025.08.02 London」の場所と日付が入ったTシャツをゲットしました。

そしていよいよ入場! しようとすると、階段下のセキュリティストップが。なんとテロ対策で大きなバッグは持ち込めないというのです。私は財布や携帯など必需品を入れた小さなバッグと、Tシャツやレコードを入れたトートバッグを持っていたのですが、大きい方のトートにNGが出てしまいました。仕方なくレコードは裸で抱え、服は全部(Tシャツ2枚の上にスウェット)着込み、いざ会場へ! 

ファンサ(?)も惜しみない復帰後の2人

登場するリアム&ノエル

トイレを済ませ、シードルを片手に待機。ちなみに今回の公演で、ビール消費量でウェンブリースタジアムの新記録を樹立しているそうです。私は正面寄りの2階席で、見晴らしは最高でした!

ほぼオンタイムで「Fuckin’ in the Bushes」がスタート! 周囲の観客が立ち上がり、歓声に包まれます。腕を上げて出てきて、軽いハグをする2人に会場は大盛り上がり。リアムの歌声は絶好調で、「う、歌上手い!!!」と当たり前の事実に感動してしまいました(笑)。

ポズナンを指示するリアム

とにかくすごいのが、観客がみんな、曲に合わせて歌って踊っていて、会場の一体感がすさまじい! 「Cigarettes & Alcohol」の冒頭ではリアムが「みんな後ろを向いて肩を組め」と、ポズナンをさせる場面も。大人たちが後ろ向きで、肩を組みながら飛び跳ねる様は圧巻でした。

私が一番好きな「Whatever」では、最後の方にビートルズの「Octopus's Garden」の一節を歌うという演出も。ライブならではの遊び心のあるアレンジは最高でした。

「Don't Look Back in Anger」ではノエルがサビをみんなに歌うよう促して(自分は歌わないんかい!とも思いながら)、観客による大コーラス。夜空を背景に流れる大合唱、これはロンドンでだからこそ見られた光景かも……と、ウルッと来ました(笑)。

ふたりのライブ中のMCは最低限。少し話しては次の曲紹介、というまさに歌で魅せるスタイルもストイックでかっこいい!

帰るまで、帰った後もライブは終わらない…まさにLive Forever

Champagne Supernovaを演奏するふたり

最後の一曲「Champagne Supernova」のアウトロでは、スタジアムの空に花火がたくさんあがりました! そして観客が花火に見惚れている間に曲を終え、ペコリとお辞儀して、颯爽と去っていくふたり。最後のモニターにはでっかい夕陽の映像……。全部が粋な、非の打ちどころのない素晴らしいライブ体験でした。

ウェンブリースタジアム駅の大混雑

ホームも電車内も、凄まじい混雑

そして噂には聞いていたのですが、帰路につくまでが大変! 行列に巻き込まれ、牛歩でようやく駅までたどり着きました。そこは当初目指していた駅ではなかったのですが、セキュリティのお兄さんに「この駅でも帰れる!」と押し切られ、渋々乗り込むことに。すると、目指しているのとは逆方向に発進! 最後まで土地勘ゼロの大混乱の中でしたが、ライブ後2時間ほどかけて無事帰宅できました。

伝説のバンドが16年の時を経て再結成するという素晴らしい出来事と、それを熱烈に喜ぶファン達、圧倒的なパフォーマンスでブランクを感じさせないオアシス……まさに奇跡と呼べる一晩に立ち会うことができて、本当によかった、と後からじわじわと感動を噛み締めています。出来心でも「なんかすごそうだ!」と便乗してみて(笑)大正解!と心の底から思いました。

私は来たる10月の日本公演の抽選には外れてしまったのですが、これから行かれる人は、かっこよすぎる太眉の二人の姿を目撃してください!

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エディターKAGOHARA

メンズ誌から異動してきたのですべてが新鮮な毎日!お笑いとぬいぐるみとドラァグクイーンが好きです。「なにそれ!」とツッコまれそうな服に目がありません。野菜が苦手です。

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