熱海【ホテルニューアカオ】の滞在が、控えめに申し上げて天国だった件

くたびれ果てた人生には、「慰安旅行」こそが必要だ。熱海の老舗ホテル「ホテルニューアカオ」で、命の洗濯をしてきたという話です。

熱海にある昭和なリゾートホテル、ニューアカオ

ホテルニューアカオ 熱海 温泉 リゾート 昭和レトロ 絶景 外観
フォトジェニックなホテルエントランスのネオンサイン。館内各所も「映え映え」です。

歴史ある温泉観光地、熱海。海を望む断崖に建つリゾートホテル「ホテルニューアカオ」。1973年(昭和48年)に開業しましたが、老朽化やコロナ禍による業績悪化で一時営業を終了。2023年7月にリニューアルオープンし、その”昭和の香り”が人気を呼んでいます。

SPURでは営業再開のタイミングでファッションロケを敢行。フォーマルなモードとクラシカルなロケーションがマッチして、それはそれは優雅なファッションストーリーの舞台となっていました。

ホテルニューアカオ 熱海 温泉 リゾート 昭和レトロ 絶景 部屋 お土産
この絨毯よ! チェックイン後は瞬時に館内着に。そして広い施設内を湯めぐりしながら歩き回るのに、購入したオリジナルロゴ入り「ギョサン」サンダル(¥2,200)が楽ちんでした! 

一方ここに、くたびれた仕事仲間の女4人。誰ともなく「癒されたいね…」とつぶやき、温泉→熱海→上げ膳据え膳→海の見える大部屋! と、光の速さで予約。新幹線で一杯飲んで、送迎バスに揺られて到着したのがここニューアカオです。窓からの絶景、レトロなシャンデリアにゴージャスな柄の絨毯、たまらん! キャッキャと写真を撮りまくりました。

地上のヘヴンはここにあった……メインダイニング錦の豪華ビュッフェ

ホテルニューアカオ 熱海 温泉 リゾート 昭和レトロ 絶景 ビュッフェ
タガの外れたスケールに腰を抜かしそうになる「メインダイニング錦」、ハイパーゴージャスな内装の中、宿泊者のほぼ全員が同じ館内着でうろうろしている光景も、すごく面白い

お待ちかねの夕食は、国内最大級の豪華劇場型レストラン「メインダイニング錦」でのビュッフェです。わーいビュッフェだいすきー! 足を踏み入れると、想像以上に壮大なスケール。一面のガラス窓から錦ヶ浦の景勝と海が広がり、古今東西のうまいものがずらりと90種以上。海鮮をはじめとする地元伊豆の名物に、ライブキッチンで供される揚げたて天ぷらやローストポーク。どれも実に本格的でレベルが高い! つい取りすぎてしまうのがビュッフェの常なのですが、一品一品の味つけが丁寧かつ繊細で食べ疲れしない。これは大発見でした! 

スペースが広大なため、配膳所も座席もゆったりしていてお客さんがたくさんいてもストレスを感じないのも魅力。国も年齢も違う人々が、館内着で気取らずニコニコしながらうろうろと歩き回っているのは、実に平和で幸福な眺めです。

一人が、刺身とグラタンと焼肉でてんこ盛りにした皿(2周目)を前にして言いました「天国ってこういうところなんじゃないかな」。たーしーかーに! 美味しいものがいっぱいあって、眺めがよくて、湯上がりでふわふわあったかくて、周囲の老若男女全員が、ゆるーくほぐれた顔をしています。いつか召されることになったならば、私もここがいいなあ……。これはまさに、地上のヘヴンではなかろうか。

自分を「慰安」したくなったら、いつでもニューアカオがあるという希望

ホテルニューアカオ 熱海 温泉 リゾート 昭和レトロ 絶景 グッズ 
お土産のオリジナルロゴグラス(¥1,320)にビールを注ぎ、再訪を心待ちに。グッズもみんな可愛くて、集めてゆきたいです

満腹の後は温泉ざんまい。海へとつながるようなインフィニティ露天風呂 で、またもや昇天しそうになりました。インテリアに昭和感は残しつつ、お風呂はピカピカというところが本当にわかってらっしゃる。館内にはカラオケに射的に卓球に、温泉慰安旅行に望むものはなんでもあります。さんざん遊んで、朝食もまたビュッフェを堪能し、極上の1泊2日が終わりました。豪華すぎる朝夕2食と、広々としたお部屋と、館内アクティビティの豊富さを考えると、めちゃくちゃ良心的な価格ではないだろうか。チェックアウト時にうなずく一同。

昭和なホテルニューアカオは、リトリート、すなわち慰安の旅にぴったり。心身をゆるく休め、ほのぼのとした気分になりたくなったら再訪しようと誓いました。仲間やパートナーと、それから親孝行に子ども連れ、海外からのゲストにも、一人だって全然あり! なんたって天国ですからね、すべてを受け入れてくれるはずです。


ホテルニューアカオ
〒413-0033 静岡県熱海市熱海1993-250
TEL :0557-83-6161
FAX :0557-83-0831
電話受付時間 9:00~19:00
https://hotel-new-akao.com/

エディターKUBOTAプロフィール画像
エディターKUBOTA

幾星霜をこえて編集部に出戻ってまいりました。活字を読むこと、脂と塩気、2匹の保護猫、平和と雑談を愛します。

記事一覧を見る

FEATURE
HELLO...!