熱帯夜に備えて、LIBECOのピローケースを新調しました LIBECO ピローケース(上)マオラ¥9,900・(下)マディソン ネイビー¥8,250サイズはいずれも 50x75cm 来るぞ……アイツが……梅雨と夏の寝苦しい夜が! 恐怖の季節の到来に備え、わが安眠を守るため、LIBECOのベッドリネンで防御を固めねばなりません。 『悪いやつほどよく眠る』というのは黒澤明の映画タイトルですが、私、こと睡眠に関してはこの10年、ずいぶん悪いやつであるようで、実によく眠る。そして快眠の大きな理由が、寝具が自分に合っているからではないかと考えています。とりわけシーツ、枕、布団カバーをLIBECOのベッドリネンにしてからずっと調子がいい。その愛を語らせてください。 かれこれ10年、私の睡眠を支え続けているベルギーリネン 買ったばかりのピローケース。目のつまった生地は、最初はネップが見られますが、使ううちにどんどん柔らかくなります LIBECOはベルギーリネンの老舗ブランド。古くから品質のよいフラックスが生産されてきたフランドル地方から、世界に向けさまざまなリネン製品を販売しています。フラックス繊維は天然素材の中でも特に吸湿性と速乾性に優れた素材。それを100%使用したLIBECOのベッドリネンは、製品にウォッシュ加工を施し、滑らかな肌触りに仕上げています。 出会いは約10年前、奮発してシーツ、ピローケース、デュべカバーを揃えました。初めて寝た時、文字通り"沈没"したのを覚えています。眠りが深い、寝起きが気持ちいい! それまで寝具の素材には無頓着だったのですが、こんなに違うものかね、と驚愕しました。 夏涼しく、冬暖かいというフラックス繊維の特質に加え、リネンのさらさらとした肌触りが本当に心地いい。特にLIBECOのベッドリネンには適度な厚みと重みがあり、どこか安心感を得られます。それから、素材の「育ち方」がすごく好み。使い始めはシャリッと涼やかな触り心地、やがてしっとり柔らかな風合いを帯びて、長く続く。リネンならどれもいいのかしら、と何回か別のブランドに浮気してみたのですが、やっぱりどうにもLIBECOが合っているようです。ちなみに、さっぱりと清涼なおろしたての寝心地を楽しむため、毎年夏前に新調する、というサイクルも出来上がってきました。 よくよく考えるとコストパフォーマンスが良過ぎるのでは…… わが「安眠の巣」。ブランクーシの《眠れるミューズ》クッションは、昨年の東京国立近代美術館「TRIO展」で手に入れた自慢のグッズ。家族から不気味と言われ、甚だ不評です 10年間リピートし続けているベッドリネンですが、私は毎年数枚ずつ買い足して洗い替えのサイクルに組み込んでいます。この夏はピローケース、次の夏はシーツ、みたいに。コレクションは無地とストライプを中心にたくさんありますが、どんな組み合わせにしても落ち着きます。写真はマオラのピローケース・シスコのデュべカバー・シーツはヘリテージのフィッティドシーツ 。 一番長く愛用しているのはたぶん7年目のデュべカバー。体を預けるシーツと枕カバーの場合はどうしても擦り切れてきてしまいますが、それでも繕って使っている古株もいます。初代のものは裂けるまで寝て(笑)、とうとう千切ってウェスにして天寿を全うしました。何度も洗ってクタクタのヨレヨレになるまで育てたリネンの肌触りにはたまらぬものがあり、手放し難いのです。そのうちパッチワークにまで手を出してしまいそう。コレクションが増えるとサイクルは長くなるので、もっと長持ちするかもしれません。けちんぼうの考え方ですが価格を日割りにすると……だいぶお得なのでは。 そう考えると、私にとってベッドリネンは消耗品ではなく、コートや革製品のように長く使える"持続品"。1日のうち、1/4以上の時間はベッドで過ごすわけですからね、快眠を約束してくれるエッセンシャルなアイテムです。そろそろこれがないと眠れない体になってきている気がします。 ライフスタイルトピックス 【寝室のインテリア】気分に合わせて、ベッドルーム着回し! - ライフスタイル | SPUR ビューティトピックス 【快眠グッズ29選】多忙なあの人の毎日を支える、パジャマや寝具が集合! - ビューティトピックス | SPUR エディターKUBOTA 幾星霜をこえて編集部に出戻ってまいりました。活字を読むこと、脂と塩気、2匹の保護猫、平和と雑談を愛します。 記事一覧を見る