出張やプライベート、登山やハイキング、一泊二日の旅行まで。汎用性は高く、佇まいはモダン。Salomon(サロモン)のXT-20は、そんな理想のバックパックなんです。目下愛用しているこちらを強くおすすめしたく、ぜひご紹介させてください。独自の基準でセレクトされ、いつも新たな発見がある吉祥寺のショップ、softsにて出合いました。
SPUR編集部でもXT-6をはじめ、スニーカーの支持率が高いサロモン。機能性とほどよくギークなシルエットを併せ持つデザインが人気なのは強く頷きつつ、その完成度の高さはバッグにも健在です。まず、表地はソフトで軽いファブリック。コードがボディを覆う仕立てです。容量は20リットル。日常にフィットしつつも、大袈裟にならないサイズが絶妙にちょうどいい。開口部は、ジップが下までダイナミックに開くのがポイント。メインコンパートメントの奥底まで見やすく、持ち物が探しやすいのは大事ですよね。そして働く現代人に欠かせないのが、デバイスフレンドリーなポケットです!
この背中部のポケットは硬めの芯材が入った設計。ガジェット類をしっかりガードします。私はここにMacBookAirとiPad、そして取材などの時は見本誌も入れてフル活用。ちなみに、直接背中に当たる面はパデッドかつメッシュ構造なので、このポケットにハードなデバイスを入れても、肌への当たりはまったく気になりません。荷物の分類としては、上部にも小ポケットが備えられ、ここの使い勝手のよさも推したいところ。私は出張中、財布の定位置をここに決めていたら大変スムーズでした。家の鍵などを入れても良いかもしれません。
そしてサロモンといえば、世界のトップアスリートからも評価されているトレイルランザックの代表格。そのディテールの機能性はさすがのものです。ショルダーストラップのポケットには飲み物のボトルをイン。着用するとベスト的な装いのアクセントにも。そして調整可能な腰のベルト、そして胸骨の2本のストラップで、さらに体にしっかりとフィットするんです。これが驚くほど長時間持っていても疲れない! 都市はもちろん、登山でも本領発揮。実際にとても快適に使えました。ウエスト部分にもリップ、ハンカチなどの小物、名刺入れなど、すぐに出したいアレコレを適宜入れています。
また実は、サロモンのロゴが2022年秋冬シーズンからリニューアル。見慣れたボックスロゴ(2013年から使用されていた、黒い箱に白抜きの「S」のもの)から、70年代に自社で手がけたロゴと、ネビル・ブロディが手がけた96年のデザインから着想を得たニューデザインに刷新(公式ウェブサイトのこの記事でも背景が語られています)。個人的にこの字体が好みだったのも、購入を後押し。どこかレトロな可愛らしさがありませんか? とてもいい買い物だった!と大満足です。