ブックイベントのニューウェーブ【TOKIO ART BOOKFAIR】で買ったもの

カルチャー好き必見の新たなブックフェア

TOKIO ART BOOK FAIR ブックフェア
アジアを中心とした、国内外50組以上の出展者や、フードショップも参加。「本を読む」という行為に関するインスタレーションもあり、一日中滞在したくなってしまう充実っぷりでした

アジア最大規模のアートブックイベント、TOKYO ART BOOK FAIR(以下、TABF)。毎年日本で開催されており、昨年も300組以上の団体が集結。SNSでも盛り上がっている様子がフィードにあふれていました。国内外から注目を集めるブックフェアですが、今年新たな形のプロジェクトが発足したことを知っていますか?その名もTOKIO ART BOOK FAIR (HPはこちら)。来場者と出展者がより近い距離で交流を楽しめるようにという思いから、TABFより派生する形で5月2日~4日に開催。小規模だからこそ、熱気や雰囲気をじかに感じられるブースの数々に大満足の体験だったので、いくつか購入したグッズを紹介させてください。

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イベントでもらえるチケット。ブースでの購入点数に応じて、フードやグッズがもらえる仕組みになっています

Perimeter Booksのトートバッグ

TOKIO ART BOOK FAIR ブックフェア
Perimeter 10 Year Anniversary Tote ¥3,400

メルボルンを拠点とする書店Perimeter Books。アートブックのセレクトだけではなく、写真家、アーティスト、学芸員、作家とのコラボレーションによるオリジナル書籍も販売しています。国内外のモードラバーから支持を集めており、今月中旬に行われるメルボルンのデザインウィークではコムデギャルソンとコラボしたイベントを開催予定。オンラインでも一部商品を購入することができます。本も魅力的なライナップだったのですが、今回はブースで一際目を引いたトートバッグをセレクト。ピンクと赤の色合いがポップで、普段の服装のアクセントにもなってくれます。生地はしっかり厚みのあるキャンバス地で少しマチがあるタイプ。PCが入るのはもちろん、一泊程度の旅行なら対応できそうなサイズです。

THE FUTURE PUBLISHINGの『HOW TO GET LUCKY』

TOKIO ART BOOK FAIR ブックフェア
『HOW TO GET LUCKY』(THE FUTURE PUBLISHING/3,500円)

こちらは、THE FUTURE PUBLISHINGのブースで手に取ったもの。様々なアーティストが日々の生活の中で見つけた幸せになる方法をまとめた一冊です。なんて事ない習慣や、一見ついてないなと思うようなことも、幸運への道しるべとなるのだと心をふっと軽くしてくれるような言葉が綴られています。 版元は2013年に設立されたアートブックを主に扱う出版社で、アムステルダムのスタジオで印刷・製本を行うアーティストユニット。アイデアを公にする(”making ideas public”)という出版の古典的な目的を大切にしており、少部数で実験的なコンテンツを幅広く取り扱っています。日本でもアートプロジェクトや、福岡や長崎でのアーティスト・イン・レジデンス・プログラムを企画し、現在も数多くのプロジェクトが進行中。継続的に動向をチェックしたくなる出版社です。

直接会って話せるからこそ面白い!

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今回は1500冊以上の書籍数を誇るライブラリーホテル、芝パークホテルが会場に。そこまで大きなキャパシティではなかったのですが、アットホームな空間で出展者と会話しやすいのが魅力。海外からのゲストも多く様々な言語が飛び交うシーンも見られ、まるで外国にいるかのような感覚になりました。各国のカルチャー好きの方々の素敵なファッションをウォッチできるのも、個人的に楽しいポイントでした。チケットは事前購入制で、1時間刻みの入場枠になっています。私は前日に購入したのですが、ちらほらと埋まっている時間帯もあったので早めに予約するのが吉かもしれません。来年の開催はまだ未定とのことですが、今年12月のTABFとともに、次回を楽しみに待ちたいと思います。

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エディターIWASE

首元にひと癖ある服に惹かれがちなモード1年生。 韓国カルチャーからぬいぐるみ、グルメまでミーハー心の赴くままにウォッチングする日々を送っています。

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